CBR250RとCBR250RRはよく比較されますが一体どのような違いがあるのでしょうか。CBR250Rのオーナーである著者のきぴろがその違いについて徹底解説していきます!
目次
CBR250RとCBR250RRの比較
CBR250R(MC41)
CBR250R(MC41)は2011年に初登場し、平成28年度の排ガス規制により2017年に生産終了となりました。
前期型と後期型が存在し、大きな違いは前期型はヘッドライトが単眼で後期型が二眼になっています。
CBR250R後期型は吸気系の見直しにより1kw上がり21kw[29PS]/9,000rpmとなっています。その他にもカウルやシート形状などが変更され足つきが良くなっています。
CBR250Rの魅了はなんといっても燃費の良さと車体価格の安さです。CBR250Rの燃費はカタログ値で50km/Lになります。
今ツーリング初給油!燃費36km/Lでした! pic.twitter.com/fWHcEpSDbg
— きぴろ????CBR250Rアドベンチャー (@SanoMarket) 2019年5月5日
私のCBR250Rでは実際の燃費は街乗りで30km/L、ロンツーで40km/Lです。
バイクで初となるローラーロッカーアームという低フリクションのエンジンを採用し、さらに単気筒ということもありこの燃費の良さを実現できています。
現在、CBR250Rは新車で購入することは難しいですが中古車であれば総走行距離3万kmで20万円前後と非常に安く購入することができ、総走行距離が2000km前後と少なくても45万円前後で購入することができます。
単気筒で低燃費、汎用性の高いエンジンということを前提で作られていますので、スポーツバイクとしては物足りないという人が大勢いました。
CBR250RR(MC51)
CBR250RR(MC51)は2016年に発売されたホンダ250ccクラスのバイク初のスロットルバイワイヤシステム(電子制御スロットル)を搭載したロードスポーツバイクです。2019年現行250ccクラスのバイクではトップクラスのパワーを誇っています!
サーキットでの走行を想定して作られているのも特徴です。ですが250ccにしてはちょっとお高い値段になっています。
CBR250R(MC41)とは違いこちらは2気筒のエンジンになっておりその出力は28kw[38ps]/12,500rpmとCBR250Rとは10psも高いです。
CBR250RR(MC51)の特徴はやはりなんと言ってもスロットルバイワイヤシステムです。
スロットルバイワイヤシステムはスロットル開度をアナログなワイヤーではなくデジタル式に置き換えコンピューターでスロットル開度を制御します。
このスロットルバイワイヤシステムのおかげでその場の走行状態に適したスロットル開度にしてくれるので、下手な運転でもそこそこ上手に走れていまうのです。また電子制御による恩恵として走行モードの選択ができるのも特徴です。
以前、これに似た電子制御スロットルアシストを装備したバイクに乗っていましたがまさに快適そのものでした!
燃費はカタログ値で40.1km/Lで実際は25km~30km/Lほどだそうです。
2019年現在でも新車で購入することができ、2019年モデルが発表されるなどこれからも生産が続けられる見込みがあります。
中古車価格で70万円前後で購入することが可能です。
それぞれのメリットとデメリット
CBR250Rのメリットとデメリット
【メリット】
- 非常に燃費が良い
- 車両価格が安い
- オーナーが多いのでネットに情報がたくさんある
- カスタムパーツも豊富
- 単気筒なのでメンテナンスも簡単
【デメリット】
- 新車で購入することはほぼ不可能
- 状態が悪い車両も多い
- スポーツバイクとしては物足りなくなる可能性が高い
CBR250RRのメリットとデメリット
【メリット】
- 現行250ccmクラスのバイクでトップクラスの出力
- スロットルバイワイヤによる走行モード選択
【デメリット】
- 250ccバイクにしては車両価格が高い
- 電子制御スロットルによりメンテナンスが大変
CBR250Rに向いている人
CBR250Rはとにかく燃費が良くメンテナンスも非常にしやすいので、毎日バイクに乗る機会がありスポーツバイクが欲しいという方にうってつけのバイクです。
通勤・通学など毎日バイクに乗るとなるとメンテナンスに取れる時間が少なく、メンテナンスのしやすさというのも重要になってきます。また1ヶ月に何千kmと走ると燃費の良さのおかげでガソリン代もかなり差が開いてきます。
オーナーも多く情報が沢山あるため、手が出しやすく初めてのバイクにもオススメです。
私がCBR250R(mc41)を愛用する8の理由 - きぴろのバイク日記
CBR250RRに向いている人
CBR250RRはサーキット走行まで考慮されつくられています。現行250ccで最高のパワーを誇るバイクが欲しい方に向いています。
ではCBR250RRは玄人向けのバイクかというとそうではなく、スロットルバイワイヤシステムのおかげで初心者でも非常に扱いやすいバイクになっています。メーター周りの機能からレーシーな走りまで想定されています。実際、サーキットでCBR250RRを走らせている人は多くいます。
CBR250RRは初めてバイクを手にする人から、サーキットでの走行を考えている人に向いています。
250ccにいろいろな装備を積みすぎ&新しいエンジンの設計により値段が高くなってしまったような気はします。ちなみにスロットルバイワイヤは社外製の装置を取り付けることでクルーズコントロール機能を追加することもできます。
CBR250RRの購入を考えている方は明確な差別化がされているCBR400Rと並べて検討されてみてはいかがでしょうか?