お金がないときの解決策として、ローンを考える方は多いでしょう。
ローンは、お金を貯める時間を節約できる一つの手段です。
ですが、学生にとってローンを組むことは、非常にリスクがありオススメはできません。
この記事では、学生がバイクをローンで購入してはいけない理由をリスクと併せて解説します。
目次
学生はバイクをローンで購入してはいけない理由
結論から言うと、学生がバイクをローンで購入するのは、6つのリスクがあるのでオススメしません。
学生がローンで購入するリスク
- ローンの仕組みを理解していない可能性がある
- ローンの比較ができない
- 収入の安定性が保証できない
- 返済計画が立てられない
- 違法業者に騙される可能性が高い
- 事故率が高く財産価値を失う
それでは、一つずつ詳しく解説していきます。
1.ローンの仕組みを理解していない可能性がある
お金の知識に疎い学生は、ローンの仕組みをしっかりと理解していない可能性があります。
例えば、「多くのローンでは無担保であること」「金利によって支払う利息」「返済期間はどれくらいになるか」「分割払いとの違い」などなど、ローンについて知らなければいけないことが沢山あります。
この中で、1つでも答えられない項目があったのなら、バイクでローンを買うことは絶対にオススメしません。
なぜ知識が必要なのかというと、金銭的に余裕がない学生は返済地獄に陥ってしまう可能性が高いからです。
その理由が次の項目になります。
2.ローンの比較ができない
正しい知識がないと、比較してバイクの購入に適したローンを選ぶことができないのです。
お金を借りるローンと言っても様々な種類があります。
- 消費者金融カードローン
- 目的別ローン
- 銀行カードローン
- 信販系カードローン など
これらのローンを比べて、どう違うか分からないのであれば、返済地獄に陥る可能性が高いでしょう。
例えば、この中でも比較的お金が借りやすい消費者金融カードローンは、融資スピードが早いが金利が高くなっています。
金利が高ければ支払う利息が多くなってしまい、無駄な出費が増えてしまうでしょう。
さらに、貸金業法によって借りられる金額は年収の3分の1と決められており、バイク購入の金額を全部借りられないこともあります。
つまり、消費者金融はバイク購入に向いているローンとは言えません。
また、同じ種類のローンでも、会社によっても契約条件や設定金利も違うので比較するものは、さらに細かくなるでしょう。
自分に合った正しいローンを選べないと、利息などの無駄な出費ばかりが増えてしまい、返済地獄に陥ってしまうわけですね。
3.収入の安定性が保証できない
学生の給料はアルバイトなどで固定ではなく、安定した収入ではありません。
安定した収入のない人にとっては、返済で固定費が増えてしまうと、生活も安定しなくなってしまうでしょう。
さらに、次の項目にも影響が出てきます。
4.返済計画が立てられない
毎月一定した収入がなければ、返済計画を立てることは困難でしょう。
ローンの返済方法の中には、返済期間ではなく毎月返済額を支払う方法があります。
この場合、自分で返済期間を計算しなければ、完済がいつになるか分からず、いつまでも返済を続けてしまう可能性もあるのです。
とはいえ、どんなローンでも早めの完済をすることで利息を抑えられるので、返済計画はしっかり立てておきましょう。
5.違法業者に騙される可能性が高い
違法業者(ヤミ金)は、知識がなく判断能力の低い若い人を狙う傾向にあり、その手口も様々です。
「今すぐ借りれる・誰でも借りれる・未成年でも借りれる」など甘い言葉で誘って、法外に高い金利で貸付たり、高額な取り立てを行ったりします。
ヤミ金に手を出してしまうと、金銭・生活面で重大な支障をきたすことは間違いないありません。
違法業者を見分けられない限り、ローンに手を出すことはオススメできません。
6.事故率が高く財産価値を失う可能性が高い
若年層の事故率は非常に高く、事故をしてバイク(財産)を失う可能性も高いです。
ローンが払えなくなった時に手元にバイクがあれば、万が一お金が必要になったときに売却して資金にすることができます。
しかし、事故でバイクを失くしてしまうとローンという負債だけが残ってしまい、返済が困難になってしまうことがあるでしょう。
つまり、負債を抱えてしまうリスクも学生は高いと言えるので、学生にローンはオススメできません。
ローンと分割払いの違い
ローンと分割払いを混同してしまいがちですが、分割払いは「お金を借りていない」ということから根本的にローンと違います。
ローンは金融機関からお金を借りてお店に支払い金融機関に返済するのに対して、分割払いは支払いを複数回に分けてお店に支払います。
【返済年数の決まり方の違い】
ローン:先に月々の支払い額が決まっており、その後に支払い回数が決まる
分割払い:先に支払い回数が決まっており、その後に支払い総額が決まる
【それぞれのメリット】
ローン:毎月の支払い額を変更すれば、毎月の返済の負担を少なくできる
分割払い:支払いの間に金融機関を通さないために、ローンに比べて利息が低い傾向にある
【どんな人が向いているのか】
ローン:収入が少ないなどの理由で、返済に充てられるお金をあまり捻出できない人(支払い総額は多少大きくなる)
分割払い:毎月の少しでも支払い総額を少なくしたい人
それぞれ、上記のメリット・デメリットがありますので、ご自身に合う方を選ぶようにしましょう。
親ローンでバイクの購入がオススメ
ここまで、学生はバイクをローンで購入することのリスクを解説してきましたが、それらのリスクを回避できる唯一のローンが親ローンです。
親ローンのメリット
- 利息を払わなくていい(かもしれない)
- 毎月の返済額に融通が利く
- 負債を抱えるリスクが少ない
そもそも、「支払う利息を払わなくてもいい」「毎月の返済額に融通が利く」という時点でこれに敵うローンは存在しないでしょう。
利息を払わなくてもいいということは、購入代金以外に無駄に支払うものはありませんし、毎月の返済額に融通が利くなら、返済に困ったとき減額してもらえるからです。
返済の管理も親がやってくれれば、学生にとってこれ以上安心なローンはないはずです。
学生がローンを組むなら、親ローンが最善であることは間違いありません。
学生はローン以外の購入方法を検討しよう
いかがでしたでしょうか?
ここでおさらいをしましょう。
学生がローンで購入するリスク
- ローンの仕組みを理解していない可能性がある
- ローンの比較ができない
- 収入の安定性が保証できない
- 返済計画が立てられない
- 違法業者に騙される可能性が高い
- 事故率が高く財産価値を失う
ただ、親ローンはリスクが回避できるので、ねだってみましょう!
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