「身長低いけどアドベンチャーバイクに乗りたい」
「アドベンチャーバイクは重そうだし気がひける」
という方もいるのではないでしょうか?
身長159cmの私も以前も、同じことを考えていました。
結論、1年間アドベンチャーバイクに乗っていると、押し引きや車高、引き起こしも慣れて普通に乗れています。
低身長の私がアドベンチャーバイクに慣れるまで、どんなことがあったか、いまだに慣れないこと、いいところなどなど、分かったことをお伝えします。
低身長でなくても、アドベンチャーバイクに乗ろうか迷っている人は、ぜひご参考にして見てください。
アドベンチャーバイクに慣れたこと
なんだかんだ、アドベンチャーバイクというと、身長関係なく重さ、足付きが気になるのではないでしょうか。
結論、身長が高かろうが、低かろうが、いろいろ大変なバイクであることには変わりないかと思います。
乗り続ければ慣れてしまうので、身長で乗るのを諦めてしまうのは、もったいないです。
1年間で慣れたこと
- 車高の高さ(足付き)
- 取り回し(押し引き)
- 引き起こし
- フルパニア時の重さ
車高の高さ(足つき)
私が乗っているV85TTの車高は830mmで、私の身長は159cm股下72cmなので、確実に足はつきません。
跨っていると、ツンツンどころか両足つま先も地面に届きません。
なので基本、お尻をずらして片つま先ツンツンで乗っています。
では、ゴー&ストップの時に立ちゴケしまくっているかというと、それはNOです。
慣れてしまえば、片足ツンツンでも立ちゴケすることは、まずありません。
とはいえ、坂道やわだちがあると不安定になってしまうのは、否定できませんが。
ちなみに、ステップに乗らずに跨がろうとすると、股よりシートの方が高いため、足を股上まで上げることになります。
こうなると、片足でバイクを支えることはできなくなり、倒してしまうのです。
なので、跨がるときは、スタンドを立ててステップに乗って跨ります。
取り回し
取り回しについても、何度も繰り返すうちに慣れました。
これについては、あんまり身長は関係ないのかもなと私は思っています。
車体の押し引きについては、身長よりも体重の方が関係性が強いので、体重がそこそこあれば動かすことは苦になることはないです。
また、車体が大きいから小回りが効かないというイメージがあると思いますが、実際はそんなことありません。
小回りが効くかどうかは、ハンドルの舵角の大きさに依存します。
その点を考えると、スポーツバイク(250cc〜)と比べても小回りが効きます。
ただし、取り回しが良いというのは、舗装路でという条件付きになってしまいますが。
坂道や砂利道、未舗装路などでは、バイクの重量に負けて自分が滑ってしまうことが多いです。
未舗装路などでは、必ずバイクに乗って動かすようにしています。
引き起こし
引き起こしは、練習をしなければ起こすことは到底無理です。
アドベンチャーバイクは重心が高く、重量もあるために、腕力だけで持ち上げることは難しいでしょう。
ご存知の通り、引き起こしでは、腕力よりも脚力の方が重要です。
身長と筋力の関係性は大きいので、正しい引き起こしの方法に加えて、脚力を最大限使えるように鍛えておく必要があるかもしれません。
結局のところ、コケた場所によっては、人間の力ではどうにもならないことがアドベンチャーバイクならあります。
そんな時のために、モトウィンチを1つ持っておきたいところですね!
フルパニア時の重さ
こんなに荷物を乗せても、全然気になりません。
パニアを付けていない時とほぼ変わりません。(押し引きで気持ち重くなった気がする程度)
パニアの重さで車体が沈み込み、足付きが良くなります。
なので、むしろ停車時は安定しますね。
いまだに慣れないこと
ぶっちゃけ、いまだに慣れないことは、身長と全く関係ないです。
アドベンチャーバイクの宿命という感じですかね。
いまだに慣れないこと
- 車幅
- 横風でコケる
- 電子制御
車幅
普通のバイクに比べると、やっぱり車幅が広いのが少し気になります。
特に気になった場面を挙げると、バイクの駐車場に停めるときです。
バイク専用駐車場に書かれた枠の中におさまらないことが多く、少しはみ出してしまうのが少し申し訳なくなります。
また、細い路地から押して出る時にも壁に当たらないように神経を使います。
横風
車体横の面積が大きいため、横風をかなり受けます。
走行中は全く気になりませんが、停車中の横風はかなりヒヤッとすることが多いです。
例えば、地面に付けている足の方向から風が来ると、支えていない足の方に簡単に倒れようとします。
急いで、重心を動かしてバランスをとりますが、時には横風でコケてしまうことがありました。
電子制御
アドベンチャーバイクには、あらゆるところが電子制御になっているのですが、これに慣れません。
例えば、トラクションコントロールによって、雑にスロットルを開けてもアクセル開度は丁寧に補正されます。
トラクションコントロールで一番戸惑うのは、ちょっとした操作ミスをしても運転に反映されないので、ミスに身構えているのに何も起きなかったということがあります。
運転にミスが出にくいことは良いことなのですが、機械的な制御に慣れている身としては、なかなか慣れないですね。
他にも、自分が運転をしている感が薄いというのも挙げられます。(オートマ4輪っぽさがある)
昔ながらのバイクが好き、自身が操作している感が好きという方は向いていないかもしれないですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私が一番伝えたいことは、身長が低いという理由で最初からアドベンチャーバイクに乗ることを諦めてしまうのは、もったいないなということです。
いくら車高が高くても、車重が重くても、乗り続ければ慣れます。
低身長の私なりに大きなバイクを扱う方法を考察していますので、こちらも併せてご参考にしてください!
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