少し書くのが遅れましたが、2020年新型iPad Airが発表されましたね。
現行iPad Proと形状やスペックが近くなったことで、この新型iPad Airに乗り換えようか検討している人も多いのではないでしょうか。
最新のA14チップに第二世代のApple PencilとMagic Keyboardに対応したことにより新iPad Airは魅力的に見えます。
ですが価格と性能を照らし合わせていくと、どうも現行iPad Pro11を買った方が良いと言えるでしょう。
こちらの記事ではiPad AirよりもiPad Pro11を買った方がいい理由を詳しく解説していきます。
目次
新型iPad Airよりも現行iPad Proを買うべき理由
性能アップして第二世代Apple PencilとMagic Keyboardに対応したから値段が高いんだと思うのであれば、それは大間違いです。
新型iPad Airの価格は最低62,800円からとなっており、これは前世代の価格とほぼ変わりありません。
そして現行iPad Pro11の価格は最低84,800円からとなっており、その差額は22,000円です。
肝になるのが、この22,000円という差額の価値がiPad Proにあるのかということ。
結論から言ってしまうと、その価値はないだろうと思います。(たぶんギリギリ2,000円足りないくらい)
じゃあなんでiPad Airは買いではないのかというのが気になりますよね。
それをじっくり解説していこうと思います。
新型iPad Airに求めていたのは新技術ではなかった
新型iPad Airの魅力というのは、新しいA14 Bionicと指紋認証組み込み式トップボタンです。
しかしこのiPad Airに最新のA14 Bionicをのせる必要があったのかというと疑問です。
前世代と同じ価格帯でiPad Proの廉価版を販売するのなら、前世代で培ったリソースを最大限活かすことが重要なはずです。
そのリソースを捨てて新しいチップを使ったことはナンセンスだったのではないかと私は思います。
チップよりもアップデートして欲しい箇所がいくつもありました。
新型iPad Airに求めていたスペック
A14チップではなくA13チップやA12チップを搭載することによってアップデートできる箇所が増えたのではないかと私は思っています。
例えば、
- スピーカーを2chから4chへ増やす
- フラッシュメモリの下限を128GBにする
- RAMメモリを6GBにする
- カメラをiPhone11と同じ2眼にする
などです。
まあこれらの例は+22,000円を上乗せすれば手に入るiPad Proにはあるんですけどね。
iPad無印がA12チップを搭載していることから、それ以前のチップは採用しないのは当然としてもA14チップは飛びすぎだと思うのです。
A14 Bionicの恩恵が小さい
そもそもA12チップあたりからスマートフォンやタブレットの性能的に考えればオーバーすぎるスペックなのに、それ以上のスペックを積んでも使い所がないというのは結構言われていますよね。
前提条件としてA14チップはA12Zチップよりも性能が劣ります。
アップル風に言うなら「A12Z BionicはA14 Bionicよりも処理性能が約30%早く、画像処理は65%も高い」
A14チップが必ずしも勝るというわけではないので注意しましょう。
新しいチップよりもユーザーエクスペリエンスになるFace IDなどを優先した方が良かったのではないでしょうか。
一番安いモデルのiPad Proとの比較を表にしてみると分かりやすいです。
iPad Air | iPad Pro | |
最低価格 | 62,800円 | 84,800円 |
チップ | A14 Bionic | A12Z Bionic |
記憶メモリ | 64GB | 128GB |
RAMメモリ | 3GB〜4GB | 6GB |
ディスプレイ | 264ppi 最大60fps | 264ppi 最大120fps |
スピーカー | 2つ | 4つ |
ロック解除 | タッチID | Face ID |
新型iPad Airが勝るのは本当に値段しかありません。
タッチIDは強みにならない
タッチIDになった背景にはコストダウンだけでなく、例のウィルスの流行があるからだと耳にしました。(確かな情報ではない)
他メディアもこぞって「このご時世にはFace IDよりもタッチIDの方が嬉しい」と言っていますが、正気ですか?
私たち一般人はそう次々と買い換えることは難しいですよね。
例のウィルスも時が過ぎれば落ち着くはずなので今は嬉しくても、それ以降でタッチIDのメリットってなにもないんですよ。
なので「タッチIDが良いね!」と飛びつくのはやめましょう。
逆にiPad Proを買い渋る理由がない
先ほど22,000円の差額の価値がiPad Proには無いと書きましたが、それがiPad Proを選ばない理由には決してなりません。
「何言ってんだ、こいつ」と思うかもしれませんが、逆に考えてみるとスッキリするはずです。
逆に22,000円の差で新型iPad Airほどの性能ダウンにはならないだろうと私は思うのです。
これが3万円強くらいの差、つまり新型iPad Airの価格が51,000円や49,800円であれば悩むのも分かりますが。
誤解を恐れずに言えば「廉価版のくせに性能に対して値段が高過ぎる」という訳なのです。(もちろん実際には価値のある技術はある)
iPad Proの方が絶対に長く使える
まずiPad Proを選んでおけば、買い替え頻度はかなり少なるなるので長く使えます。
私もiPad Pro2020を買い換えるまでは中古のiPad Pro10.5を使っていました。
実はiPad ProにするまではiPad miniやairを乗り換えまくってました。
と言うのもiPad Proにはこれといった不満点がないのです。
Magic Keyboardが出るまではぶっちゃけiPad Pro10.5を壊れるまで使い続けようと思っていました。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
iPad Airを買うくらいならiPad Proを買ったほうが後々の後悔しないことはお約束します。
たった2万円強の差で長く使い続けれて、不満もないならそちらを選ぶべきだと私は思います。