愛車レビュー バイク

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ 53

マジェスティ(4D9)は2007年に発売された250cc単気筒エンジンを搭載したセダンビッグスクーターです。

以前、私(きぴろ)が乗っていたマジェスティ前期型は2年間毎日乗っており、総走行距離が2万kmを超えていましたのでインプレをしていこうと思います。

スポンサードリンク

きぴろってどんな人?

きぴろはこのきぴろのバイク日記の運営者です。

クラシック作・編曲家として活動しており、たくさんの受賞歴がありますが今はバイクとキャンプを楽しんでます。
プロフィール

バイク歴

バイク歴5年のまだまだヒヨッコです。

  • YAMAHA JOG50
  • YAMAHA マジェスティ
  • HONDA NSR50
  • HONDA CBR250R

 

スポンサードリンク

マジェスティ(4D9)

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ 54

中古で購入しており、ODOメーターは2,000kmほどになっていました。
たった2,000kmしか走っていないはずのに、ブレーキディスクはペラペラでタイヤの山もほぼ無しの状態、エンジン内部もオイルのにじみが見られました。

おそらくメーター交換がされており、すでに数万km走行していると思われます。

 

マジェスティってどんなバイク?

マジェスティ(4D9)は2007年に発売された250cc単気筒ビッグスクーターです。

マジェスティは250ccクラスで初の電子制御スロットルYCC-ATを搭載、この電子制御スロットルは2018年のCBR250RR(MC51)のスロットル・バイ・ワイヤに相当します。

ボタンひとつでシフトダウンができるインテリジェント・シフトダウン・システムも搭載。
電子制御スロットル特有のモード変更もでき「ドライブ」「アシスト」「アシスト2」の3種類があります。

ヘッドライトは2眼プロジェクターを採用しており、メットインスペースはタンデムシートも開く観音開き仕様です。
販売価格は70万円と250クラスではかなり高めの価格ですが、中古で20万円ほどで手に入れることもできます。

 

マジェスティを選んだ理由

私がマジェスティを選んだのは「メットインスペースの大きさ」「電子変速システム」「初めてのバイク」という3つの理由があります。

【メットインスペースの大きさ】

私は作曲家を職業としており、楽器、PC、マイク、オーディオインターフェースなど様々な機材を持ち運びます。
この大荷物をほぼ毎日持ち歩いていましたので、大きなメットインスペースは必須だったわけです。

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ 55
きぴろ
シートが観音開きになるので、荷物はめちゃくちゃ入れやすいので本当に便利でした。

 

【電子変速システム】

今の時代、大型では一般的になっている電子制御スロットルを250ccバイクで初めて搭載しました。

250ccの電子制御スロットルといえば2018年のCBR250RRが有名ですが、マジェスティの方が10年以上も時代を先取りしていたわけです。

CVTのような擬似シフトダウン(インテリジェンス・シフトダウン・システム)ができるので、19馬力とぶっちゃけ十分とは言えないパワーなのですが、この機能のおかげで満足できる走りをしてくれます

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ 55
きぴろ
他のバイクに乗って初めて自分の運転がヘタクソなのに気付くくらい、電子制御スロットルが優秀です。

 

【初めてのバイク】

免許はマニュアルで取得しましたが、教習所ではエンストしまるほどクラッチ操作が苦手で、このまま公道に出るのが怖かったのです。

 

スポンサードリンク

マジェスティの良いところ3つ

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ 57

マジェスティの良いところ

  • 250ccとは思えない高級感
  • I-SシステムによってATでも満足できる走りができる
  • 大きすぎない車格と大きいメットイン

 

250ccとは思えない高級感

マジェスティのパーツをひとつひとつ見ていくと、250ccとは思えないほど高級感がある作りになっています。
両眼プロジェクターヘッドライト4灯、スイングアームもマジェスティ専用設計、スマートキー、シートは前後独立しておりライダー側のシートにはバックレストもついています。

装備だけで言っても他のスクーターや250ccバイクとも差別化が明確にできており、現在の大型バイク並の豪華装備といっても過言ではありません。

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ 55
きぴろ
マフラーを除けば(後述します)どこをとっても高級感があるので所有感がハンパなくあります。

 

I-SシステムによってATでも満足できる走りができる

先ほど紹介したインテリジェンス・シフトダウン・システム(以下I-Sシステム)は走行中にI-Sボタンを押し込むことで最大3段回まで擬似的にシフトダウンができます
簡単に言うと車のCVTとほぼ一緒ですね。

このシステムのおかげで坂道も追い越しもボタンひとつで楽々とできる…だけでなく、カーブの立ち上がりグッと加速を助けてくれるのでワインディングもめちゃくちゃ楽しいんです。
エンジンブレーキもしっかり効くのでブレーキを多用しなくて済むのは嬉しいですね。

シフトアップは速度とスロットル開度からコンピュータが自動的にされます。これはホンダのDCTにちょっと似ています。

この様なCVTの擬似マニュアル操作は他のビッグスクーターでもあったのですが、マジェスティのようにシフトダウンだけを手動というのはかなり斬新で「物足りなくない?」と最初は思うのですが、ハッキリ言ってATの擬似シフトのシステムはI-Sシステムがベストだと思います

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ 55
きぴろ
機能をシフトダウンだけに絞ってほかは全て電子制御にさせることでボタン類を最小にしているので、操作ミスが劇的に少ないのです。

 

大きすぎない車格と大きいメットイン

この2007年代のビッグスクーターはどれも車格がぶっちぎりでデカく、モデルチェンジのたびにどんどん車格がデカくなっていったわけですが、それに逆行したのがマジェスティでした。
正確には前モデルのマジェスティCに比べると車長はわずかに長くなっていますが、車高と横幅はかなりコンパクトです。

この時代のビッグスクーターはメットインのスペースの大きさを売りにしていたのですが、当時メットインが1番大きかったのはフォルツァFM10の62ℓで車格もダントツでデカく、次にメットインが多かったのはマジェスティの60ℓです。

比較的コンパクトで車重も軽く(188kg)、低重心で大容量メットインのマジェスティは159cm体重40kg以下の私にとって魅力的なスペックでした。

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ 55
きぴろ
フォルツァにも乗ったことがありますが、無論こんなガリガリ人間がバカでかいフォルツァを扱えるわけがありません。

 

スポンサードリンク

マジェスティで不満なこと3つ

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ 61

とはいえマジェスティで不満だと思うこともそこそこあります。

マジェスティで不満なこと

  • 他のライダーに相手にされないことが多い
  • 全てがコンピューター管理なのでエラーを吐きまくる
  • 純正マフラーがクソダサい

 

他のライダーに相手にされないことが多い

2007年頃にはビッグスクーターブームは終わりを迎えており、2015年あたりから再びスポーツレプリカの人気が上がってきています。

ビッグスクーターは今、誰からも相手にされません。
ヤエーもほぼ返してくれません。

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ 55
きぴろ
ほぼソロツーしかしない私でさえ、さすがに寂しくなりました。

 

全てがコンピューター管理なのでエラーを吐きまくる

マジェスティには自己診断システムを搭載していて、どこかに異常があるとエラーを吐いて知らせてくれるのですが、一部の機能が使えなくなります

例えば、走行中にスマートキーが車体に離れるとエラーランプが出るのですが、誤作動が多くスマートキーを持っていてもエラーランプがついたりしてめちゃくちゃ焦ります。

その他にもメットインシートの開閉時のロック部分にモーターが使われており、原因はわかりませんがシートロック解除にエラーが出てシートが開かなくなったり。

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ 55
きぴろ
全てがコンピューター管理だと逆に煩わしいものがあります。

 

マジェスティに限った話ではないですが、バッテリーが上がるとほぼ何もできません。

エンジンがかからない程度であれば良いですが、ハンドルロック、シート開閉もコンピューター制御なのでバッテリーが上がると最悪その場から動かせないこともあります

もちろん物理キーでのシート開閉はできるのですが、これを制御するワイヤーとモーターに変な力が加わって使えない時は絶望でしかありませんでした。

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ 55
きぴろ
シートが開かないとカウルも外せない。カウルが外せないのでバッテリーも交換できないのでお手上げです。

 

純正のマフラーがクソダサい

このクソダサい純正マフラーが上品なデザインのボディーを台無しにしています。

誰が見ても「ダサい」と思うことでしょう。

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ 55
きぴろ
たぶんマフラーは変えること前提で作られているんでしょうね。

 

スポンサードリンク

マジェスティにオススメのカスタム

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ 66

とにかく純正マフラーを変えた方が良いですね。

純正のマフラーは静かで軽く、性能も申し分ないので良いマフラーなのですがデザインがちょっと…

 

スポンサードリンク

マジェスティをオススメしたい人

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ 55
きぴろ
2020年現在「最新装備」と言われるバイクを安く乗りたい人にオススメです。

2017年に「CBR250RRが250cc初の電子制御スロットルを搭載!」と騒がれていた時に「私はその電子制御スロットルの250に乗ってるんだけど…?」と疑問に思っていました。
今でさえ大々的に謳ってしまう装備を10年前の2007年の時点でほぼ全て搭載しています。

さらにマジェスティは価格が値崩れしており、中古車で10万円ほど購入できてしまいます。

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ 55
きぴろ
バイク界の最新装備が10万円ですよ…

 

スポンサードリンク

きぴろが気になっているバイク

現在はNSR50を経てCBR250Rに乗り換えています。

【愛車レビュー】CBR250R(mc41)オーナーインプレ 37
【愛車レビュー】CBR250R(mc41)オーナーインプレ

CBR250R (mc41)は2011年に発売された250cc単気筒エンジンを搭載したスポーツツーリングバイクです。 現在、私(きぴろ)が乗っているバイクはこのCBR250R前期型で、乗り始めて2年、 ...

続きを見る

「もし次に乗り換えるとしたら何が良い」と質問されたときはホンダのNM4か、大型アドベンチャーバイクと答えています。

長距離+キャンツーをするので長旅でも疲れにくバイクがいいなと思っています。個人的にはアフリカツインがめっちゃ欲しいです

 

オススメのツーリングスポット

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ 69

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ 55
きぴろ
日本ロマンチック街道の群馬県と栃木県の県境がオススメです!

まだ日本の全域を旅したわけではないですが、沢山の旅の中で「バイクでこの景色が見たいから来た」と何度も訪れたくなる唯一の場所です。

あとは長野県はどこ走っても最高に気持ちい景色です。次に住むなら長野県と決めています。

 

スポンサードリンク

まとめ

マジェスティの良いところ

  • 250ccとは思えない高級感
  • I-SシステムによってATでも満足できる走りができる
  • 大きすぎない車格と大きいメットイン

マジェスティで不満なこと

  • 他のライダーに相手にされないことが多い
  • 全てがコンピューター管理なのでエラーを吐きまくる
  • 純正マフラーがクソダサい

あなたの愛車をレビューする

【愛車レビュー】マジェスティ(4D9)オーナーインプレ 71

バイク王タグ 72バイク王タグ 73

合わせて読みたい

おすすめ記事

バイク用ガレージを借りるならハローコンテナ一択の理由 74 1

きぴろバイクの盗難やイタズラが心配だからガレージを用意しようかな… ついでに整備もできたらいいなぁ しかし賃貸や都内ではガレージをおけるスペースってありませんよね。 そんなときはバイク用ガレージを借り ...

下取りよりもバイク王の方が高く売れた話 84 2

きぴろどうせバイクを手放すなら高く売りたい そう思うのが普通ではないでしょうか。 私もバイクを乗り換える時に高く売って、その資金を新しいバイクに当てたいと考えていました。   そこで以前乗っ ...

音楽家が考えるバイクの良い音とは 94 3

このマフラーは良い音するなぁ! バイクのいい音ってなんだろう??きぴろ バイクに乗っていると度々「このバイク良い音する」みたいな話をされるのですが、私はバイクの良い音というのが理解できません。 私は音 ...

-愛車レビュー, バイク
-, ,

© 2024 きぴろの日記