「仕事で人間関係がうまくいかない…」と言う場面はだれにでも存在します。
仕事の様々な場面で使える、ちょっとブラックな心理学を紹介します。
自分の優位な立場を作りたい時に実践してみてください!
目次
動作をマネて上司や商談相手の上機嫌にさせる!
同調(シンクロ)効果といい、人間は自分と同じ行動をした相手に対し、「自分を受け入れてくれた」と解釈します。相手が自分に好意を持っていると感じます。
相手の動作を真似るだけで、無意識に相手を気を良くし、物事がスムーズに運びます。
例えば、相手がコップを持ったら自分もコップを持つなど。
ただし、過度にマネると「バカにされている」と感じさせてしまうこともあるので注意が必要です。
人づてに褒めて信頼度をあげる!
ウィンザー効果といい、人は直接褒められるより第三者から褒められることで、自分の受け取る好意が強調されます。
親しくない相手でも見えないところで、少しだけ褒めると「意外にいいヤツなんだな」と評価を爆上げすることができます!
誰にでも当てはまることを言って好感度をあげる!
バーナム効果といい、誰にでも言えることを言い相手に「当てはまってるかも!」と思わせ、「自分のことを理解している」と思わせることができます。
バーナム効果を代表とするものは占いですね。性格や運勢は人それぞれあるはずなのに、「私に当てはまってるかも!」と思ってしましますよね。これもバーナム効果です。
対人で使う場合は「いつもニコニコしているのに、実は繊細なところがあるんですね」など、誰にでも言える当たり障りのないことを言うと「あ、この人は自分のことをよく見てくれてるんだな」と好感度をあげることができます。
早口の方が信頼されやすい!
ゆっくり丁寧に話すより早口のほうが信頼されやすいです。
海外の研究では1分間に話すワードが多いほど信頼をされやすいというデータが発表されています。
理由は簡単、早口は「熱意」がこもっているように聞こえるからです。
右上を見て考えている風に見せる!
人は眼球の動きによって何を考えているか分かります。これを「アイ・アクセシング・キュー」と言います。
この理論によれば右上を見ることによって考えているように見せることができます。
話しているときに右上を見て話せば、相手に「私の話をちゃんと考えているんだな」と好感度をあげることができます。
しかし、常に右上を見ているのは不自然ですので適度にしましょう。
アゴを20度あげるだけで見た目の好感度があがる!
カナダのマルギ大学の研究で、アゴの角度で印象が変わるといデータが発表されています。
20度上で非常に快活で好印象、30度上で尊大な表情に見えるといいます。
また、45度うつむくとカッコよく見えるのだそうです。男性なら試すべきですね。
ツンデレになれば好印象になれる!
ゲイン・ロス効果といい、人は気分を落とされた後にプラスの言葉を与えられると、より喜びが大きく感じます。ツンデレもこのひとつです。
初めは冷たく突き放し、その後好意的な態度をとると相手に好意を感じてしまいます。
この突き放しと好意の差が大きくなればなるほど効果は絶大です!
名前呼びで相手を自分になつかせる!
苗字より名前のほうが自分を特定するようが強いため、親しい人だと嬉しく感じ、苦手な相手には嫌な感じを受けてしまいます。
心理学ではこれを自我関与が強まるといいます。
失敗をアピールして評価をあげる!
失敗をした時「すみません」と謝るだけでは不十分です。自分の失敗ぶりを見せつけることによって、自分の存在を認知させるのです。
存在感や将来性を垣間見せることによって逆に評価をあげることができます。
例えば自分の過去の失敗談などを詳細に隠さず話すことによって、信頼が上がるようなものですね。
それと似たようなもので、自分の短所と欠点を伝えると信頼度が上がるという心理学があります。
色を使い分けてイメージを操作する!
色の効果は絶大で、対人の場合でもうまく使い分けられれば状況に適した良いイメージを相手に与えることができます。
赤:元気とやる気
青:沈静と抑制
緑:安定と調和
黄:希望と光
紫:欲求不満
例えば、第一印象は緑のシャツを着て安心感を与え、いざ仕事のときは赤のネクタイをしてやる気を主張、何かの問題を起こして謝罪に行くときは青のネクタイを着けて抑えた印象を与え、特別な席では高貴さを演出する紫でイメージを変換してみましょう。
このように状況に合わせて色を使い分けることによってイメージを操作できます。
<参考書籍>