という文章を見たことありませんか?
このような文章は煽り文の一種です。
煽り文は売上を下げるだけでなく、信用も失う可能性が高いです。
今回、ブロガー向けに「読み手を煽るような文章はやってはいけない」ことについて解説していこうと思います。
こちらの記事では商品を売ることを主体に書いていますが、お役立ち情報を発信する場合も同じです。
煽る文章をやってはいけない理由
煽る文章がなぜやってはいけないのか。
それは純粋に読者の信頼を失う可能性が高く、新たにファンを作れなかったり、離れてしまったりするからです。
一方で煽る文章は時と場合によって、非常に効果を示すことがあります。
煽る文章のメリット
例えば、名前などの看板を掲げない、アフターサービスの必要がない商品では煽る文章は非常に有効的です。
さらに具体的な例を挙げるとするなら、花火大会の出店ですね。
花火大会の出店の焼きそばってめちゃくちゃ高いですが、それに文句つける人ってほぼいませんよね。
そして次の年に「あの屋台で焼きそばを買うのやめよう」となることも、少ないのではないでしょうか。
万が一、何かしらの小さいクレームが来たとしても、花火大会が終わってしまうと商売はそこでおしまいなので影響はないのです。
このようにアフターサービスの必要としない商売には煽り文は非常に有効的です。
「日本一美味しい!」とか適当に付加価値をつければ売れると思いますよ。(嘘を書くのはオススメはしないけど)
読者の信頼を失う
アフターサービスを必要とする商品の場合や指名などの看板を下げている場合については、煽る文章は絶対にしてはいけません。
その理由はたったひとつ「読者(ファン)の信頼を失う」からです。
誇張して売り出した商品を売ったとしても、ファンにとっては騙されたという感情だけが残ってしまうことがほとんどです。
例えば「この商品を買えば絶対に痩せます」と言われてその商品を買ったと想像してみてください。
当然、買っただけで痩せることなんてできません。
そうなると「言ってたことと違うじゃないか!」とクレームにつながるわけです。
さらに「この人が紹介した商品をまた買いたい!」とは絶対なりませんよね。
CV(コンバーション)が下がる
「この人から買いたくない」が増えると、他の商品もどんどん売り上げが落ちていき、PVだけが高くCVが全くしなくなってしまうのです。
こうなるとPVは上がっても売上がないという事態になることもあり得ます。
煽る文章は全く役に立たない
そもそも煽るような文章は読み手(購入者)のことを1ミリも考えていません。
先ほど例を出したように読んだ後や購入した後の騙された感がその証拠ですね。
実はこの煽る文章は詐欺や訪問販売でよく使われる手法です。
例え詐欺だとしても購入者が満足すれば、騙されたとは思いません。
現在ではこのような煽る文章に耐性がついている人の方が多く、それで稼げるという時代ではありません。
YouTubeのタイトル・サムネ詐欺を思い浮かべてみてください。
大袈裟なタイトルやサムネで釣って「騙された」「思ってたのと違った」なんて思う動画いっぱいありませんか?
私はそういうのを見かけたら、速攻でチャンネル登録解除しますね。
煽る文章より共感する文章を
煽る文章の反対として、共感する文章というものがあります。(定義はないです)
これは読み手(購入者)が読んで(買って)どんな利点(ベネフィット)があるのか、というのを明確にすることで、読み手に行動を起こさせるようにする文章です。
この共感する文章を書くには念入りな準備や慣れが必要で、多くの人はすぐにできるものではありません。
煽る文章は定型的な文章に当てはめることでそれっぽくなりますが、共感する文章は相手にベネフィットを理解してもらうため、商品についてよく知っておく必要があるのです。
共感する文章を書くためには
- セールスブロックを解除する
- 読み手が何を知りたいのかを知る
- 読み手がどんな得をするのかを伝える
- 書くべきことを取捨選択
1.セールスブロックを解除する
そもそもセールスを受けた時点で拒否や警戒をしてしまう人の方が大半です。
考え方の問題でもありますが、紹介した商品(人物に置き換えるとやりやすい)、紹介した相手、紹介している自分の全てが喜ぶように紹介してみてください。
そうなると、まずこの3者の相互関係について相手に伝えることになると思います。
2.読み手が知りたいことを知る
読み手は知りたいことだけを知ることができなければ、絶対に満足することはできません。
3.読み手がどんな得をするのかを伝える
読み手に利点(ベネフィット)があることを伝えなければ話を聞いたり、読んでみようと思いません。
4.書くべきことを取捨選択
あれもこれも伝えてしまうと、読み手はどの情報をインプットすれば良いのか混乱してしまいます。
「何を伝えないのか」というのも重要になってきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
煽る文章は確かにPV数は稼げるかもしれませんが、売上を伸ばしたり、継続してファンを作ることは難しいでしょう。
ちなみに共感する文章というのを「エンパシーライティング」と命名し、その手法をとても具体的に解説した本があるので、興味がある人はぜひ読んでみて下さい。
売上を上げる文章の書き方、信頼を得られる文章の書き方というのが理論的に理解できます。