バイクに乗ってある程度バイクのことを知っていく中で「アマリング」という言葉をよく耳にすると思います。
「アマリング」とはいったいなんなのか。正しいタイヤの使い方やアマリングの知識を身につけることで事故防止にもつながりますので、知っている人も今一度よく見直してみてください。
アマリングとは?
アマリングとはタイヤの端にできる線のことです。その語源はどんなに追求しても答えにたどり着くことはできませんでしたが「タイヤが"余っている"」か「タイヤの端まで使えていない"アマチュア"」のどちらかであると推測します。
アマリングが付いている=下手なのか
アマリングが付いているとなぜ下手と言われるのかというと、タイヤの端を使うにはバイクをしっかりと寝かさなければいけません。つまりタイヤにアマリングが付いているとバイクを寝かせれていないという事です。
こちらの方の記事の言葉がとてもしっくりくるので引用させていただきます。
アマリングは「バイクに乗れているかパッと見でわかるひとつの指標」となっている
これはバイクに乗っている人だけでなく、バイクに乗っていない人までもそのような考えが広まっています。
確かにアマリングが付いているバイクがあまり寝かせれていないのは事実です。
タイヤの端の正しい使い方
よく見るこちらの図ですが、タイヤの端は潰して使うのが正しい使い方です。ですが最近のバイクタイヤは寿命を長くするためかなり硬く作られており(バイアスタイヤなど)、端を潰して使うことも端まで寝かすことも難しいです。
アマリングは意識しなければ消せない
アマリングを消すには、まず普通の街乗りなどでは不可能です。私は5年間ほぼ毎日、通学通勤でバイクに乗っていましたが、普段使いでアマリングを消すことはできませんでした。
リヤタイヤについては街乗りのみでもある程度はアマリングは消えます。
しかしフロントタイヤはしっかりとアマリングがついています。
とは言うものの空気圧を落としミニサーキットなどで走らせるとしっかりとアマリングは消えていました。
一般道でアマリングを完全に消そうと思うならば、かなり攻めた運転をしているに違いないと思います。
アマリングがないと逆に不安になる
一般道で走っている以上そう簡単にはアマリングが消せないので、逆に新品タイヤではないのにアマリングが一切ついていないバイクを見ると「普段から攻めた運転しているのかな?もしそうなら、いつか事故をしてしまうのではないかな?」と不安になってしまいます。
これは私の偏見ですが、アマリングがタイヤ端から数cmの方に綺麗にくっきりと付いているバイクを一般道で見ると「この人は上手に走るのかな?」と思ったりします。(実際はどうなんでしょう)
ただやはりタイヤのど真ん中にアマリングが付いているのは恥ずかしいと思ってしまいます。
アマリング恥ずかしい派と気にしない派
アマリングがあっても気にしない派は「バイクを寝かさない=バイクの転倒リスクが減る」ということでまだいいのですが、アマリング恥ずかしい派は「バイクを寝かす=転倒リスクが増える」「バイクをより寝かすためには速度が必要」なので事故率がものすごく高いわけです。
アマリングを消すことに誠意を注いで事故をしてしまうよりは、安全運転の指標として少しアマリングを残すという意味でアマリング気にしないで欲しいと私は思います。