1年半ほど使っていたステイシーST-2に徐々に不満が積もってきて、ついにテントを買い替えました。
購入したテントはDODのライダーズバイクインテントです。
このバイクインテントは一時期、転売ヤーによって価格がステイシーST-2と同じくらい高騰しました。
同じ高い金額ならとステイシーを購入したのですが、設営と撤収が疲れるという理由でやめました。
バイクインテントはワンタッチ機構を備え、この設営と撤収の簡単さに特化させたようなテントです。
私のようにステイシーとバイクインテントで迷っている人は、ぜひこの記事を参考にして下さい。
目次
DODバイクインテントの良いところ
結論から言うと、
良いところ
- 設営と撤収が本当にラク
- 前室の高さと広さが絶妙に良い
- 重量はそこまで気にならない
この3つでしょうか。
それぞれを詳しく解説していきますね。
設営と撤収が本当にラク
上の写真はテントを袋から出して広げた状態で、ここから展開まで超短時間で張ることができます。
展開方法は探すとたくさん出てくるので割愛しますが、この状態からなら約10秒で展開することができました。
もちろん設営が簡単なので体力を奪われることはありません。
設営で体力を使わないことって、キャンツーにおいてめちゃくちゃ重要なんですよね。
たとえ雨が降っていても速攻で設営を終わらすことができるので、すぐに雨宿りができるシェルターが完成します。
このバイクインテントを購入して1週間で3回のキャンプをしていますが、設営が面倒臭いと思ったことはありませんでした。
撤収時に袋に入れる時は多少苦労しますが、それでも他のテントと比べれば断然にラクです。
前室の高さ広さ絶妙に良い
このようにテーブルを置いていても、椅子に座って足を伸ばせるほどの広さがあります。
これにはかなり驚かさせられました。
ステイシーST-2では足を伸ばすどころか振り返ることも難しかったので、バイクインテントの前室は相当大きいと思います。
ホームページの数値上ではどちらもほぼ一緒の大きさなのですが、バイクインテントの方が広いと感じる理由はデッドスペースが無いからです。
「キャノピーを展開すればより広い居住空間を作れる」とレビューがありますが、おそらくほとんど使うことはないでしょう。
その理由は後述します。
重量はそこまで気にならない
これは完全にステイシーST-2の影響なのですが、私は重さは全然気にならないですね。
なぜかというと全てのオプション装備(自立用テープやグランドシート)を付けたステイシーの総重量は6.3kgもあるからです。
一方、DODのバイクインテントは全てのオプションを付けた状態で5.5kgとなります。
実はこうして比べてみると、バイクインテントの方が若干軽いわけなのです。
ステイシーユーザーがバイクインテントに乗り換える理由がよく分かりました。
バイクインテントで気になること
一方、気になったことは
気になったこと
- 収納時の大きさ
- 付属のペグが不親切
- コットが入らない
収納時の大きさ
「万が一でも48Lのリアボックスに入ったら良いなぁ」と思っていたのですが、やはり入りません。
とはいうものの、購入前から分かっていたことではあるので幻滅するほどではありませんでした。
とういうことで、荷台にくくり付ける形になります。
タナックスのキャンプシートバッグでは最大拡張で入るみたいですが、他のキャンプ道具が入れられなくなってしまいます。
フルパニア仕様のバイクなら、この大きさ問題は特に問題はないでしょう。
付属のペグが不親切
このバイクインテントに付属しているペグはY字ペグなのですが、パンチ穴に通りません。
その代わりに2020年1月〜出荷分はペグループが着くようになりましたが、しっかり接地しないのでちょっと不恰好です。
気になる方は別でペグも用意しておくと良いかもしれませんね。
コットが入らない
このバイクインテントのインナーテント内にコットを入れることができません。
実はインナーテント内の横の長さが170cm満たないくらいなので、標準的なコット(180cm〜190cm)は入れることができません。
なので170cm以内に収まるコットはないので、自分で自作するかマットにするかの2択になってしいまいます。
身長が高い人だと足も頭もテントに当たってしまうのが、かなりの難点と言えるでしょう。
私はMoon lanceのコットを150cmにカットして使っています。
ステイシーST-2とバイクインテントを比較してみた
1年半の間ステイシーを使ってきたわけですが、正直に言うと積極的に使っていきたいテントではありませんでした。
その理由はこちらの記事で紹介しています。
-
ステイシーST-2を使うのをやめた4つの理由
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私のスペック評価ではこんな感じで、赤太字の方が評価が高いです。
ステイシーST-2 | バイクインテント | |
重さ | 6.3kg(フル装備) | 5.5kg(フル装備) |
設営 | 慣れても10分〜15分 | 3分程度 |
前室の快適さ | デッドスペースが多い | 足を伸ばせる |
インナーテントの広さ | 大人2人でも余裕がある | 大人2人は非常に窮屈 |
耐風性 | 台風の中でも1日過ごせた | 強風程度でも破損の可能性 |
通気性(密閉状態) | かなり良い | あまり良くない |
インナーテントの広さについてはソロキャンプなら問題ありません。
通気性についても密閉状態ではステイシーの方が圧倒的に涼しいですが、窓をあけてしまえばどちらも全く変わりありません。
ただし、耐風性についてはやはりワンタッチ機構のバイクインテントはかなり弱かったです。
風がない場所を選んだり、たくさんのガイロープで補強する必要があります。
ステイシーは台風の中でも1日過ごせました。(推奨はしません)
ちなみにバイクインテントのインナーテントの出入り口はD型になっているのですが、出入りがめちゃくちゃしやすいです。
収納袋を変えたら撤収がもっとラクになった
私の愛用している40ℓのドライバッグに入れてみたところ左右の長さがちょうどでした。
ファスナーで閉じるのではなく口を巻いて閉じるため、押し込みながら入れるという手間が必要なくなりました。
とういうのもワンタッチテントは綺麗に畳むことは難しいので、標準の収納袋に入っていた通りに戻すことができないからです。
どんなに設営や撤収に慣れても収納袋に入れるときはいつまでも苦労しますですので、ワンサイズ大きい袋に変えておくと撤収が3倍はラクになります。
また完全防水なので、キャンプ地に着くまで絶対に濡れないというのも魅力的です。
私が愛用しているドライバッグと相性が抜群です!
まとめ
いかがでしたでしょうか!
DODのワンタッチバイクインテントは私のように、キャンプ場をハシゴしながらの連泊キャンプする人に非常にオススメできます!
日本一周を考えている方も積載に余裕があれば、ぜひ検討して欲しいくらい快適なテントでした!