GIVIの汎用ホルダーSB2000は様々なバイクに取り付けられ、簡単に積載量を増やすことができる手段で愛用している人も多いのではないでしょうか。
しかし装着可能なケースはサイドパニアケースのE21,E22のみと表記されていますが、実はそれ以外のサイドケースも取り付け可能だったりします。
GIVIケースのロックシステムのしくみを理解すればどのケースが取り付けられるか分かりますが、それでもかなりややこしいです。
なので汎用ホルダーSB2000に取り付け可能なケースを一覧にしましたので、ご参考にしてください!
※メーカーはE21,E22以外のケース装着を推奨していませんので自己責任でお願いします。
目次
ポン付けで取り付け可能なサイドケース
SB2000を加工しなくてもそのまま取り付けできるサイドケースです。
E22
2万円で左右ペアが揃うので、GIVIサイドパニアケースの中ではもっとも安いサイドケースになります。
容量は片側22ℓで、左右合わせて44ℓとなります。
ふた部分の一部が取手になっていることや、斜めになっていることでデッドスペースが多くなり実際に入る容量はかなり小さめです。
防水性能はかなり高く大雨でも浸水はありませんでしたが、全て樹脂製なので立ちゴケすると1発で壊れます。
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TRKシリーズ
TREKKERシリーズは33ℓと46ℓの2つのサイズで展開されており、トップケースとサイドケース兼用となっています。
トップケースに46ℓ、サイドに33ℓにする人が多いようで、この場合の積載量は109ℓになります。
全て46ℓにすれば138ℓにもなります。
半分樹脂、半分アルミでできており剛性は結構あり人が座っても大丈夫くらいには頑丈です。
TRKシリーズはふた部分の一部が開けられるようになっており、完全に開けなくてもアクセスできます。
この機能は横開きと縦開きができるので、サイドケースとして使うときに重宝します。
しかしこの機能のせいで防水性能が多少低くなっています。
セットでの販売はされておらず、サイドとトップを揃えるとなかなかのお値段になります。
2020年4月からTRK TREKKERシリーズの新作TRK TREKKEⅡが発表されましたが、まだ日本では購入できません。
E360
E360はトップとサイド兼用で1つで40ℓの容量があります。
こちらは全て樹脂製でできており、この大容量の割にかなり軽くなっています。
高さがなく、横に大きい設計になっているので車幅が大きくなりすぎないのも良いですね。
日本では手に入りにくく代理店を通しての購入になるので、かなり高くなります。
海外通販サイトを使い、個人で輸入できる場合はかなり安く購入できます。
ただし軽さ以外にはあまり取り柄しかなく入手のしにくさから、これを選ぶ理由はあまりないかなと思います。
WEIGHTLESSシリーズ
WL WEIGHTLESSシリーズも発表されたばかりの新商品で日本ではまだ購入できませんが、輸入することで購入可能です。
左右ペアで€299(35,000円ほど)のセミハードケースでロック機構部分は樹脂でできています。
セミハードなので耐水性がないと思いきやIP X5の耐水性能を備えています。
当然ですが、長時間の雨では水が染み込むのでNGです。
拡張機能はないですが、ひとつあたりの容量は22ℓで左右合わせて44ℓになります。
全てのGIVIサイドケースの中でもっとも軽いケースになります。
TRK ALASKA
こちらも発表されたばかりのアルミサイドケースで、片側36ℓの容量があります。
左右ペアで販売されており個人輸入をすれば€511(59,000円ほど)で購入可能です。
このTREKKER ALASKAは他のケースにはない新しい機構が取り入れられており、ケース着脱時の脱落を防いでくれます。
また斜めの状態で蓋を開けられるので、トップケースやシートバッグと干渉してしまうことを避けられます。
アルミケースとなるので頑丈さは非常に秀でていますが、重くなるので車体と汎用ホルダーをしっかり固定しておくと安心です。
ホルダーを加工で取り付け可能になるサイドケース
汎用ホルダーのアタッチメント(上部のロック機構)を取り外すことで取り付け可能となるサイドケースです。
アタッチメントの固定ネジは溶接されているので、サンダーや溶接で取り外す必要があります。
近くの町工場やバイク屋、ガソリンスタンド等に持っていけば直ぐにやってくれる事もあります。(工賃は払いましょう)
TRK DOLOMITI
DOLOMITIはクイックリリースという専用のアタッチメントでの取り付けできるアルミサイドケースです。
左右ペアセットで70,000円前後で購入することができます。
クイックリリース方式の取り付けは蓋を開けなければ、ケース取り外しができないのでちょっと不便です。
基本的にはケースを車体に取り付けてから、荷物をケースに入れることになります。
クイックリリース方式の利点としてはケース内にアタッチメント取り付け用の突起がなくなるので、ケース内のデッドスペースが無くなります。
こちらのケースの汎用ホルダーへの取り付け例はたくさんあるので、安心ですね!
MT501
MT501はGIVIホルダーに対応する左右ペアのサイドバッグです。
容量は片側18ℓと小さめですが、蓋部分を拡張することができます。
防水性はあまりないので、レインカバーが付属しています。
クラシックバイクにも似合うデザインになっており、主張も大きくないので普段使いに適していますね。
片側だけの販売もしているようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
汎用ホルダーにDOLOMITIシリーズが取り付けられることを知って色々と調べてみましたが、工夫すれば様々なケースを取り付けられることが分かりました。
実はサイドケースだけではなく、トップケースもつけることができたり…
再度言いますが、メーカーは推奨していませんので自己責任でお願いします。
汎用ホルダーの取り付け例はこちらをご参考にしてください!
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