高速道路やバイパスでは基本的にギアチェンをせずスロットルを開けっ放しですよね。
そこで活躍するのが一定の速度で巡航してくれる、クルーズコントロールです。
しかし、電子制御スロットルでなければクルーズコントロールを導入することはできません。
一方でアクセレーターロックシステムはスロットルを物理的に固定してクルーズコントロールを可能にしてくれます。
機械的にロックをするのでどんなバイクにも取り付けができることが最大の強みになります。
今回は前々から気になっていたクリアキンのアクセレーターロックシステムを導入しましたので徹底レビューをしていきます!
目次
クリアキン プレミアムスロットルアシスト
クリアキンのアクセレーターロックシステムは巷でよく見かける、ブレーキレバーに押し当てて止める方式ではありません。
ハンドルバーに固定したクリップでスロットルを固定する、ちょっと変わった方式です。
取り付け方法
実際に写真で見ていただくと分かりやすいと思います。
英語の解説書も付いていますが、見なくても取り付けられるくらい簡単です。
スロットルを固定するリングを入れて、本体をブレーキレバーの隙間に固定するだけです。
スロットルを固定するときの強さは、バネの上に付いている六角ナットを締めることで調整できます。
横のバーの長さがとどくか心配でしたが、250ccバイク程度なら十分にとどきます。
またスイッチカバーが大きい車種は、延長用のバーもあるので大型バイクでも取り付けできると思います。
グリップとアクセレーターロック本体の間に挟むゴムは3種類の大きさが用意されていますので、自分のグリップにあった大きを選びましょう!
ちなみに取り付けるためには最低限でも、ちいさめの六角レンチ2種類(2mm,2.5mm)の大きさが必要になってきます。
使い方
使い方も難しいことはありません。
- スロットルをひねって、固定したいところでスイッチを下します。
- 固定を解除したいときはスイッチを跳ね上げます。
固定中も強くスロットルを捻れば微調整が可能です。
お待たせしました!それではレビューをしていきます!
クリアキン アクセレーターロックの良いところ
とりあえず片道100kmを走り、計200kmで積極的に使っていきました。
基本的にはブレーキに押し当てる方式のアクセレーターロックとの比較になります。
良いところ
- 見た目を崩さない
- 握っていても違和感が少ない
- 長距離で右手が楽になる
見た目を崩さない
スロットルから「みょーん」と伸びていませんし、ひねってアクセレーターロックがくるくるしたりしないので、鬱陶しくありません。
やっぱりアクセレーターロックの第一印象は「なんか、ダサい...?」と感じてしまうのですが、
このクリアキンのアクセレーターロックはダサさを感じさせません。
むしろコックピットが充実してカッコいい。
大型バイクのハンドル回りっぽくて見た目は良いですね。
握っていて違和感が少ない
以前ブレーキに押し当てる方式のアクセレーターロックを使ったことがあったのですが、どうも人差し指と干渉してしまい違和感がありすぎて使うのを辞めてしまいました。
しかしこのクリアキンのアクセレーターロックは人差し指の邪魔になりにくいので、違和感があまりないので気になりませんね。
長距離で右手が楽になる
そういう商品なので当たり前なのですが、右手が楽になります。
というか4,000円もだしたので、楽になってくれなければ困ります。
クリアキン アクセレーターロックの悪いところ
こちらも例にならって比較になってしまいますが、ご了承ください。
悪いところ
- シフトダウンができない
- ロックしにくい・外しにくい
- スロットル開度の微調整もしにくい
- 小さな部品の劣化が気になる
シフトダウンができない
ブレーキレバーに押し当てるタイプのアクセレーターロックは、スロットルを煽ることができるのでシフトダウンがスムーズにできます。
しかし、クリアキンは煽るほうも固定されるのでロックを解除してからシフトダウンをしなければいけません。
なのでギアチェンのたびにロック解除しなくてはいけないので、手間がめちゃくちゃ増えるんですよね。
簡単にロックや解除ができればまったく問題はないのですが、次のことも相まって使いづらくなっています。
ロックしにくい・外しにくい
たぶんまだ私の調整が甘いのだとは思いますが、ロックが硬いのでけっこう力を使います。
また親指でスイッチを押してロックするのですが、スイッチの位置が若干遠いのでロックしにくいし外しにくいです。
なので使いどころがかなり絞られます。
逆に使う場面はきちんと見極める必要があるので、これによってヒヤリハットが起こることはありませんでした。
スロットル開度の微調整もしにくい
これも私の調整が甘いので見直しの余地がありますが、ロック後のスロットル開度の微調整がしにくいです。
全体の調整も出来上がりましたら、随時更新していきます。
みなさんも調整の参考にしてくださいね。
小さな部品の劣化が気になる
バイクの保管場所の関係でどうしても雨ざらしにしてう状況がありますが、そのときに部品が錆びて劣化しないかが心配です。
金属パーツはメッキ加工がしてあるようで錆びにくいようにはなっています。
しかしバネやロック機構は金属が伸縮するので、メッキが剥がれてくる可能性は十分にありえます。
そしてメッキが剥がれてきたところから錆びて劣化していきます。
現在、劣化しそうな部品はホームセンターで購入できる部品で代用可能かどうか調査中です。
あくまで予想ではありますが、代用可能な部品の目処はたっておりますので使えることがわかりましたら、こちらで報告をします!
クリアキン プレミアムスロットルアシストはこんな人にオススメ
こんな人におすすめ
- クルーズコントロールが欲しい
- だけど見た目を崩したくない人
総評的にはブレーキに押し当てる方式のアクセレーターロックのほうが扱いやすいです。
やはりシンプルな構造のほうが安定度はあっていいですが、見た目にこだわりたい人はクリアキンのプレミアムスロットルアシストがオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
ここで一旦これまでのまとめをします。
良いところ
- 見た目を崩さない
- 握っていても違和感が少ない
- 長距離で右手が楽になる
悪いところ
- シフトダウンができない
- ロックしにくい・外しにくい
- スロットル開度の微調整もしにくい
- 小さな部品の劣化が気になる
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