週4回はキャンツーに行くようになってからロングランが多くなり、もっと快適に旅をしたいと思うようになりました。
CBR250Rはスポーツツーリングでツーリングもイケると言われていますが、159cmの私にとってはそれでもポジションがキツいのです。
そこでロングランが得意な大型アドベンチャーバイクを参考に、CBR250Rをアドベンチャー仕様にしていこうと思います!
スポーツバイクでロングランをしたりキャンツーがしたい方も是非参考にしてみてください!
目次
アドベンチャーバイクの4つの条件
まずアドベンチャー仕様するにあたって、アドベンチャーバイクがどんな特徴があるのか把握しなければいけません。
アドベンチャーバイクの条件
- 連続可能巡航距離が長い
- 長時間乗っていても楽
- 走破性が高い
- 積載量が多い
カスタマイズにも限界がありますが、出来る限り費用も少なめで自分でやれる範囲でカスタムをしていきます。
カスタムに何十万もかかるなら買い換えた方が早くて確実ですからね。
今回CBR250Rアドベンチャー化計画に参考にしたアドベンチャーバイクはBMWのR1250GS、ホンダのアフリカツイン アドベンチャースポーツモデルの2つです。
連続可能巡航距離が長い
大型アドベンチャーバイクの連続可能巡航距離(1回の給油で走れる距離)はだいたい500km超え。
アフリカツイン:24ℓ×23km/ℓ=552km
R1250GS:30ℓ×22km/ℓ=660km
ちなみにCBR250Rは13ℓ×30km/ℓで390kmとなります。
さすがに燃費が良くても、250ccのタンク容量ではこんなに沢山は走れません。
巡航距離を伸ばすには2つしか方法はありません。
巡航距離を伸ばす方法
- ガソリン携行量を増やす
- 燃費を良くする
ガソリン携行量を増やす
タンク容量を増やすにはより大きなタンクに交換するか、予備のタンクを携帯するかの2択になります。
予備タンクの携行は、ただでさえ少ない積載を圧迫するため見送りです。
となると大きなタンクに交換する方法です。
タンク容量が10ℓ以下のバイクであればビッグタンクが社外製で出てたりしますが、250ccクラスのバイクだと基本ありません。
タンク本体を交換するにしてもフレームと同じで、より大きなタンクを装備している車種があれば流用できる可能性があります。
そこでCBR250Rで流用できそうなタンクを洗いざらい探してみたところ、結局CBR250Rのタンクが1番大きいということがわかりました。
ということで、ガソリン携行量を増やす案は全て潰れてしまいました。
燃費を良くする
CBR250Rの場合、ノーマルの状態でも燃費が良いのでここからどう伸ばせば良いのか迷いました。
燃費を良くする方法はこちらの記事で解説しています。
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長距離のツーリングや長旅だとメンテはなかなかできないので、車体のセッティングをいじるしかありません。
そこで比較的簡単にセッティングが変えられる、スプロケットのギア比を変えてみました。
原理としてはこんな感じです。
- ギア比を小さくすると同じ回転数でも速度が速くなる。
- ということは同じ速度でもギア比が小さい方が回転数が低くなる。
- 回転数が低いので低燃費走行になる。
ただしパワーは落ちるので注意です。
ドライブスプロケット(フロント)とドリブンスプロケット(リア)の2つのうち、ドリブンスプロケットの方がギア比に影響しやすいので前のスプロケットを交換します。
CBR250Rの場合、ドライブスプロケットは標準で14丁です。
1丁増やして15丁のスプロケットに交換しました。
15丁にして300kmをフル積載で走ってみると燃費は36km/ℓまで向上しました。
つまり、13ℓ×36km/ℓで468kmも走れることになります。
もう少し燃費運転すれば500km行けそうな感じです。
やった!CBRの燃費が40km/ℓ超えた!!
次はどうやって燃費良くしようかなあー
アイデアください????
— きぴろのバイク日記 (@SanoMarket) May 25, 2020
燃費運転でロングランをしたところ40km/ℓを記録できました!
40km/ℓ×13ℓ=520kmも走れることになります!!
しかし、登り坂でのパワーダウンは感じるようになってしまいます。
と言っても平坦な道では十分のトルクがあり、その副産物としてエンブレがマイルドになりました。
CBR250Rはエンブレがかなりキツかったので、ちょうど乗りやすくゆったり運転できるので良いですね!
次は燃費が良くなると噂されているマイクロロンを入れて、計測をしてみます。
長時間乗っていても楽
他の方のレビューを見ていると「CBR250Rは足つき抜群!ポジションもゆったりで長距離余裕!」と言ってることが多いですが、身長159cmの私にとっては結構キツイです。
見ての通り、足はチョンチョンだし腕は伸びきっています。
足つきはまあアドベンチャーバイクも悪いですし、許容範囲としますがライディングポジションは改善する必要がありますね。
その他にも長距離でも楽にするような工夫をしていきます!
楽なポジションを作る
セパハンだと自由度はほぼありませんので、まずはバーハンドル化します。
ハリケーンから出ているバーハンドルキットを使えば、どんな車種でもポン付けできるのでオススメです!
これだけで30mm後ろに、40mm高くなりポジションが楽になりました。
実際バーハンドルに変えて300kmのロングランを試してみたところ、休憩なしで余裕で乗っていられました!
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長距離を楽にするアイテム
長距離で疲れる部位というと「右手首(スロットル)」「上半身(風圧)」「首(後方確認)」ではないでしょうか。
これらの疲れを低減してくれるアイテムがこの3つです。
- スロットルアシスト
- 可変ウィンドスクリーン
- スポットミラー
ロングツーリングを楽にするアイテムはこちらの記事でも紹介しています。
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さらに機械式のクルーズコントロールを可能にするアクセラーターロックシステムを導入しました。
私は基本的に一般道しか使わないので出番が少ないと思いますが、
バイパスなどで一瞬でも右手が解放されるので楽になることは間違いなさそうです。
こちらも導入したらレビューしていきますね!
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高い走破性
地方のキャンプ場へ行くと道が整備されていないこともザラです。
上の写真のようなガチ林道を除いて、フラットダートくらいは走れるようになると良いかなぁと思います。
走破性を高くするためには、オフロード車を参考にすれば簡単に答えが見つかりますね!
- 車高が高い
- ブロックタイヤ
- 頑丈さ
- 復帰力の高さ
この中で実現できそうなのはブロックタイヤと復帰力の高さを上げることでしょうか。
ブロックタイヤ
ブロックタイヤにすると言っても完全にオフロード仕様のタイヤを履いてしまうと、オンロードの快適性が失われてしまいます。
というか本当にブロックタイヤを履く必要があるかというと、少し違います。
その理由はキャンツーやロンツー、長旅でも9割近くがオンロードだからです。
日本のアドベンチャーバイクを見てもオンロード寄りになっているのが証拠ですね。
もちろんアドベンチャー用のタイヤはあって、ミシュランなどが有名ですね。
自分に合うタイヤが見つからないときは、トレールバイクのタイヤでも代用できそうです。
復帰力の高さ
走破性の中にはコケてもすぐに復帰できるかどうかも考慮すると良いですよ。
スライダーガートやクラッシュバーをつけることで、車体を守りつつ倒れ込みが浅くなるので復帰もしやすくなります。
アドベンチャーバイクではエンジンガード、クラッシュバーは必須のアイテムとなります。
車体を守る方法はこちらの記事で解説していますので、合わせてお読みください!
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積載量の多さ
アドベンチャーバイクといえば積載量の多さがあげられますよね。
大抵のアドベンチャーバイクはフルパニアになっています。
というわけでフルパニア化しました!
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まとめ
いかがでしたでしょうか!
結構大がかりなカスタムですが、全部で10万円くらいなのでカスタム量の割には安い部類だと思います。
アドベンチャーバイクの条件
- 連続可能巡航距離が長い
- 長時間乗っていても楽
- 走破性が高い
- 積載量が多い
まだ試していないカスタムもあるので随時、更新していきますね!
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