音楽家というとギタリストだったりベーシスト、ピアニスト、ヴァイオリニスト、作曲家などなど本当に様々なジャンルがありますよね。
それぞれ持ち歩くものというのは変わってきますが、どのジャンルでも音楽家なら常に持っておきたいアイテムが6つあります。
作曲家と演奏家の両方の視点を持つ私が本当に必要だと考えるアイテムを6つ解説していきます。
音楽家なら常に持ち歩くべき6つのアイテム
上の画像は実際に私の筆箱の中身なのですが、これだけでかれこれ4年間くらい過ごしていますが困ったことがほぼありません。
もちろん演奏する楽器も持ち歩きますが、演奏も作曲も両方で1番使う頻度が高かったものがこれらのアイテムなわけです。
常に持ち歩くべきアイテム
- 消しゴム付きの濃い鉛筆
- 6.35mmステレオ変換プラグ
- 有線イヤホン
- メトロノーム
- USBメモリ
- 印鑑
特に上2つの太線になっている濃い鉛筆とプラグ変換器は必須です。
消しゴム付きの濃い鉛筆
楽譜にシャーペンで書き込んでいるという人は今すぐやめて、消しゴム付きの濃い鉛筆に変えてください。
なぜ楽譜にシャーペンで書き込んではいけないかというと、しっかりとした理由があります。
シャーペンがダメな理由
- 芯が細すぎて楽譜を破いてしまう恐れがあるから。
- 書いた跡が残りやすく、消しゴムで消しにくいから。
音楽家は譜面台に楽譜を置いて、必要があれば書き込んでいくわけですが、書き込むときに何かしらアクシデントを起こしてしまった経験は誰にもあると思います。
書き込むときに譜面台を倒したり、書くのに時間がかかっていたら、合奏など限られた時間の中でそういうアクシデントは周りに迷惑をかけるだけになります。
そして濃い鉛筆を選ぶ理由ですが、片手には楽器がある状態で書き込むわけですので、譜面台を支えることができないんですよね。
濃い鉛筆なら軽い力で書けるし、軽い力で消せるので譜面台を支える必要がないんですよ。
つまり時短になるわけです。太い芯の鉛筆なら楽譜を破ったりというアクシデントもほぼないので。
作曲では他にも「四分音符や八分音符の黒玉が綺麗に書けるから」という理由があります。
汚い楽譜だと見る側(演奏家や先生)は「この音なに?」って戸惑いますからね。
とはいうものの、アクシデントが無く綺麗に書ければ何でも良いので、結局100円ショップの2Bの0.9mmのシャーペンにおさまりました。
6.35mm標準ステレオプラグ変換プラグ
3.5mmステレオミニプラグから6.35mm標準ステレオプラグに変換できる変換プラグも必須です。
というのも音響機材などでは6.35mm標準ステレオプラグがほとんどで、私たちのイヤホンなどは3.5mmのステレオミニプラグが一般的でサイズが合わないんですよね。
お気に入りの再生環境(イヤホンなど)がステレオミニプラグで、スタジオのインターフェースが標準ステレオプラグというのも珍しくありません。
その2つ以外のステレオプラグはほとんど使ったことが無いですね。
なので3.5mm to 6.35mm変換プラグを一つ持っておくと、何かと使う場面があって助かります。
これも100円ショップで購入できます。
有線イヤホン
他の人のパソコンやスマホから音源を聴かせてもらうとき「他人に自分のイヤホンやヘッドホンを使われるのが嫌だ」という人が結構います。
逆もまた然りで「他人のイヤホンやヘッドホンを使うのは嫌だ」という人もいるんですよね。
なので自分のイヤホンを持っておくことをオススメします。
有線なのは汎用性が高いからですね。プラグ変換器と一緒に持っておくと困ることはまずないです。
メトロノーム
吹部などでよく見かけるYAMAHAのチューナーと一緒になっているやつを私も使っているのですが、メトロノーム機能しか使ったことないです。
楽譜に書いてある速度記号がどれくらいの速さなのか確認するだけでなく、「これぐらいのテンポにしよう!」とみんなと共有するときにも使います。
それ以外にも個人練習時に「どれくらいの速度まで演奏できるか」を計っておくこともできます。
そして合わせの時に「これ以上のテンポは演奏できないよ〜」と事前に知ってもらうことで合奏もスムーズになります。
吹奏楽やオーケストラ、アンサンブル、バンドなど、どれでも言えるのことですが本番になるとテンポ速くなるので…
USBメモリ
楽曲制作系ならレコーディングして音源を持って帰る時や音源の提出のとき必要。
演奏家ならプリンターから楽譜を印刷する時に重宝します。
今ではどんなデータでもインターネットで送信できますが、いまだにUSBメモリの信頼性が高いですね。
楽譜程度なら4GBあれば十分ですが、楽曲制作系の人は非圧縮のパラデータを入れたりするので少なくても16GBあると良いです。
印鑑
音楽業界だとお給料手渡しのところも結構あって、それを「受け取りました」という確認で印鑑が必要になってきます。
持っていないと書類を持って帰って印鑑押して返送する手間があるので、常に印鑑は持っておくと相手に喜ばれます。
ペンは相手が用意してくれることが多いですが、印鑑と合わせて黒色のペンを自前で持っておくとさらに喜ばれます。
意外と持っていなくてもいいモノ
私もこうなるまでは色んなモノを常に持ち歩いていましたが、全く使わなかったモノがあります。
持ち歩かなくていいモノ
- 五線紙
- ノートパソコン
この2つは「あると何かと便利かな〜」と思って持っていましたが、結局使わなかったんですよね。
作曲のスケッチをするにしても五線紙よりも白紙に自分で五線を書いた方が圧倒的に使いやすいし、演奏にあたっては楽譜がありますから五線紙を使うことがほぼないです。
実際、私の周りの音楽家も「とりあえずは五線紙は持ってるけど、使う場面ないよね」という人ばかりでしたね。
DTMの楽曲制作も家でしっかりとした制作環境の方が良い曲が作れるので、外でやる必要がないと判断してノートPCはやめました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ほとんどの音楽家は楽器と楽譜そして紹介した6つのアイテムがあれば困ることはないかなと思います。
常に持ち歩くべきアイテム
- 消しゴム付きの濃い鉛筆
- 6.35mmステレオ変換プラグ
- 有線イヤホン
- メトロノーム
- USBメモリ
- 印鑑