と思われがちですが、実は音学で稼ぐ方法というのは年々増え続けています。
特にインターネットを主軸とした稼ぎ方が今では主流になってきています。
皆さんが聴き馴染みあるのはYouTubeではないでしょうか?
でも他にどんな稼ぎ方があるのか、どういう仕組みなのか、そしてそれは本当に安全なのか気になりますよね。
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この16万円というのはココナラのみの売り上げです。
実際にはオーディオストックやYouTubeなどの売り上げをいれると30万くらいになるのではないでしょうか。
目次
音楽で稼ぐ具体的な方法
音楽で稼ぐ具体的な方法は大きく分けて3種類あり「印税」「オフラインで稼ぐ」「インターネットで稼ぐ」と分けることができます。
それぞれの大きな特徴として歩合制であったり時間給(日給)や、不労働所得も可能です。
印税
音楽関係の印税は3種類あります。
それぞれ入ってく場所が違いますので、こちらも詳しく解説していきます。
- 著作権印税
- 原盤印税
- アーティスト印税
オフラインで稼ぐ
実際に現場に立ち合い仕事をします。
世間がいう「仕事(や就職)をする」というイメージに近いものになります。
- 音楽教員(先生)
- エキストラ演奏、ライブ演奏
- その他就職
インターネットで稼ぐ
拘束時間を監視できないため基本的に歩合制のことが多いです。
- 楽曲や譜面の制作依頼
- ストック型販売
- 譜面販売
- 通話型講師
- ブログやYouTube(広告収入)
- グッズ販売等
印税
音楽関係の印税は3種類あります。
印税
- 著作権印税
- 原盤印税
- アーティスト印税
基本的に印税は単価 × 印税率 × 部数によって計算されます。
著作権印税
楽曲が使用された時、作曲者や作詞者、編曲者、音楽出版社に支払われる印税です。
原盤印税
原盤=レコードや作った製作者に対して支払われる印税です。
多くはレコード会社や音楽出版社がレコードを制作しています。
アーティスト印税
歌唱印税とも呼ばれ、アーティストやプレイヤーに支払われる印税です。
オフラインで稼ぐ
まずは私たちに馴染みのあるものから解説していきます。
オフラインで稼ぐ仕事は、実際に現場に立ち合うことが多いです。
「現場に立ち会う」とは演奏会の演者として仕事をしたり、楽器小売店での販売員など幅広いです。
オフラインで稼ぐ
- 音楽教員(先生)
- エキストラ演奏、ライブ演奏
- その他就職
音楽教員(先生)
【学校教員(音楽の先生)】
小中学校で音楽の授業があるので、音楽の先生がどんな仕事か想像しやすいですよね。
小中学校や高校の教員になるためには大学で教職課程を履修し教員免許を取得する必要があります。
4年間頑張って勉強をして、ようやく教員免許を取得しても、実は働き口があまりないというのが現状です。
これは少子化が進み、小中学校が合併したり無くなってしまっているのが原因です。
それでも「仕事の幅が広がるから」という理由で教員免許を取っていた人も多く、私もこの考え方には賛成です。
少しでも仕事になる特技や技術などがあれば、どんどん習得していくべきです。
【楽器講師】
一方、昔から今現在でもかなり需要があるジャンルの先生があります。
それは"吹奏楽の楽器インストラクター(講師)"
中高の吹奏楽部の顧問を務めている先生は実はそこまで音楽に詳しくなかったり、知識はあっても全ての楽器を教えるのは困難です。
全てのパートで一定水準の指導をするのであれば、各楽器講師を雇う必要があるわけですね。
楽器講師というのは資格を必要としないので、音大生などにも依頼がたくさんきます。
特に管楽器のマルチプレイヤー(複数の楽器を演奏できる人)は多忙なくらい依頼がきます。(経験済み)
私は作曲が本業ですが、全ての金管楽器とオーボエを吹けるので、大学1年の頃、月に持ち曲20曲 + 各楽器インストラクター + 作曲の依頼を受けていたので死ぬほど忙しかったです。
エキストラ演奏、ライブ演奏
【エキストラ演奏】
エキストラとは楽団で足りていないパートを個人演奏家や他の楽団から報酬を払って演奏してもらう、ゲスの演奏者のことです。
ここ最近のオーケストラ楽団などでは人員不足が急激に進んでいるので、楽団の半分以上がエキストラというのも珍しくありません。
クラシックの演奏家といえば有名な楽団に入りそこで演奏して給料をもらうというイメージですが、それだけでは食べていくほどの給料になりません。
そこで他の楽団でも演奏をしたり、リサイタルをしたり、楽器講師などを掛け持ちして生計を立てている人が多いです。
しかし、先ほど書いたようにマルチプレイヤーとなると話は別です。
金管奏者ならオーケストラの中では降り番(楽曲中に楽器がない)ことも多く暇になってしまいますよね。
そこで出番が多い木管楽器に移動したり、人数の多い弦楽器もカバーすることで出番を得ることができます。
マルチプレイヤーはプロほどの実力がなくても、かなり重宝されます。
その他に対応できるジャンルを増やすことで、出番を確保することもできます。
例えば極端な話ですが、サックスは音楽の歴史の中でもかなり新しい楽器で、サックスを使っているクラシック音楽は限られてきます。
吹奏楽、ジャズ、ポップスなどサックスが活躍するジャンルも必然的にできなければいけません。
その他就職
一般企業に就職してしまうのが手堅いわけですが、音楽関係の就職というと何があるでしょうか。
音楽関係の就職
- 楽器小売店のスタッフ
- レコーディングエンジニア
- プロデューサー
- 楽団の運営者
- その他の一般企業
演奏するということだけに拘らなければ、音楽業界でも様々な就職先があります。
転職サイトなどを少し覗いてみると意外と多くの募集しています。
特にゲーム開発の分野ではまだまだ音楽系の需要があります。スマホゲームが流行っているためですね。
これからもゲーム開発の分野は伸びていくと思いますので、注目しておくと良いかもしれませんね!
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インターネットで稼ぐ
この記事のはじめに音楽の仕事は年々増え続けていると書きましたが、このインターネットを主軸としたお仕事はどんどん増えていっています。
実際に私の音楽活動はほぼインターネットで完結しているので、家から出ることがほとんどありません。
インターネットで稼ぐ
- 楽曲や譜面の制作依頼
- ストック型販売
- 譜面販売
- 通話型講師
- ブログやYouTube(広告収入)
- グッズ販売等
楽曲や譜面の制作依頼
仲介サイトやSNSを通して楽曲の制作や譜面の制作依頼を受けます。
基本的に音楽に特化した仲介サイトはあまりないので、クラウドソーシングを利用するのが一般的になります。
代表的なクラウドソーシングサイト
- ランサーズ
- クラウドワークス
- ココナラ
この3つのクラウドソーシングの中で音楽に向いているのは ココナラ です。
ココナラ ではクリエイティブ関係の仕事のサポートが充実しており、依頼をしやすく、依頼を受けやすくための体勢がしっかりと整っています。
先ほど紹介したサイトはどれもクリエイター登録無料でサービスも無料で出品できるので、とりあえず登録して依頼を受けられる状態にしておくことをオススメします
ストック型販売
ストック販売とはロイヤリティフリー(利用料無料)の買い切り型の音源販売サービスです。
DTMerや楽曲製作をしている人はまずストック販売をしてみることをオススメします。
ストック型販売の特徴として楽曲を作った分だけ売り上げが上がり続け、それを使ってくれる人が増えれば認知度も高まりさらに購入されやすくなるということです。
これと言ったデメリットがないので初心者のうちからどんどん活用していきましょう!
ストック型販売をするのであれば オーディオストック がオススメです。
譜面販売
自作曲やカバー曲などの譜面販売をします。
自分でつくった作品を販売するのは何も問題ありませんが、カバー曲となると話は別です。
既存の曲をアレンジする場合はまず作曲者に編曲の許諾をする必要があります。これをしないと著作者人格権(作品を勝手に改変してはいけない)の侵害になり賠償請求をされる可能性があります。
そして許諾をもらえたら、今度は著作権がどこで管理されているか調べます。JASRACやNexToneで管理されていれば、楽曲編曲の使用が可能かどうか調べることができます。ここで不可となっていれば譜面や音源を売ることはできません。
有名な楽曲のアレンジなどではかなりの売り上げになりますが、個人で申請するには膨大な手間がかかりますし、何か1つでも抜け落ちていたら大変なことになります。
仕組みが分からないうちは既存楽曲のアレンジは避けた方がいいと言えるでしょう。
かと言って自作曲の譜面が売れるかというと、これが全然売れないので難しいところですね。
ちなみにこういう譜面販売サイトでは無許諾のカバー曲が後を絶たないので、どんどん閉鎖されていっています。
通話型講師
Skypeなどのビデオ通話を使った音楽系講師です。
コンピューターとインターネットという相性の良さから、音楽系通話型講師のほとんどがDTM関連です。
音楽が専門分野ではない人も結構いるので、DAWが得意というのならかなり狙い目です。
こちらも ココナラ がオススメで、通話型サービスのサポートもしています。
ブログやYouTube
ブログや動画配信サービスの収入源はどちらも同じで、広告収入が主軸となってきます。
私はブログを主軸に情報発信をしていますが、今はYouTubeの方が圧倒的に稼ぎやすいです。
というのもブログは視覚情報が主なので、音楽とあまり親和性がありません。
しかしYouTubeは動画なので、BGMや音楽が必要となり非常に親和性があります。
どちらも文章か動画という大きなコンテンツの中の音楽という小さなコンテンツになってしまうので、音楽とは全く別のスキルを必要とします。
ブログに必要なスキル
- ライティング力
- SEO対策
YouTubeに必要なスキル
- 撮影機材を扱う
- 動画編集
グッズ販売等
ある程度ファンがいるのであれば、同時のグッズを製作し販売してもかなり稼げます。
キングコング西野さんも言っていますが、クラウドファンディングを使えば購入者の人数を事前に把握し、さらに費用も回収できるので金銭的負担は全くありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。あまり語られない音楽での稼ぎ方を紹介しましたが、あなたに合った稼ぎ方が見つかったでしょうか?
ここでこれまでのおさらいをします。
印税
- 著作権印税
- 原盤印税
- アーティスト印税
オフラインで稼ぐ
実際に現場に立ち合い仕事をします。世間がいう「仕事(や就職)をする」というイメージ。
- 音楽教員(先生)
- エキストラ演奏、ライブ演奏
- その他就職
インターネットで稼ぐ
拘束時間を監視できないため基本的に歩合制のことが多いです。
- 楽曲や譜面の制作依頼
- ストック型販売
- 譜面販売
- 通話型講師
- ブログやYouTube(広告収入)
- グッズ販売等