レベルの高い音大に入っていれば、就職や音楽活動が有利になると普通なら思いますよね。
しかし私が通っていたFランと呼ばれる音大では任天堂やカプコンなどの一流企業に就職した人が多くいました。
音大のレベルは就職や音楽活動に全く影響されないと言っても過言ではありません。
目次
音大のレベルは全く気にしなくていい理由
音大のレベルは全く関係ないなと実感した場面がいくつかあります。そのほとんどは音楽以前の人間関係がしっかりとできているかどうかに現れています。
音大のレベルは全く気にしなくていい理由
- コミュニケーションができないと仕事がこない
- 責任を持てるかどうか
- 音楽技術と営業力は全く別物
- 誰に師事して何を学んだのかが重要
この中でも特にコミュケーションができるかどうかが1番重要になってきます。
コミュニケーションができないと仕事がこない
ギタリストや作曲家、ヴァイオリニスト、ピアニストなどジャンル関係なく音楽家全般に多いのですが、コミュニケーションができない人が多いです。
ぶっちゃけコミュニケーションさえできれば最低限の仕事は絶対に得ることができます。
他人とのコミュニケーションを避けていると人はだんだんと離れていきます。
逆にコミュニケーションができていれば人が集まり頼みごとをしてくれるので、自然と仕事や依頼が入ってくるようになります。
ライブやコンサートを主体に活動している音楽家の演奏会に聞きにきてくれる人の多くは知り合いということはよくある話で、無名の全く知らない演奏家のコンサートなんかに行こうと思うことはほぼありません。
嫌いな人に頼みごとをしたいか
極論ではありますが、こちらが真面目に話しているのに「あ〜はいはい」のように適当な返事しかしない人は好きですか?
普通ならそんな人に頼みごとをしたくないですよね。
音楽に限らず、どんな仕事でも嫌いな人には頼みません。
責任がもてるかどうか
コミュニケーションと似たような話になってしまいますが、仕事に責任を持てない人は仕事を貰えなくなります。
責任をもつと言っても「時間を守る」「メールを無視しない」「連絡をする」など本当に簡単なことですが、意外とこれができない人がけっこういます。
私が所属していたオーケストラ楽団では運営仕事の責任転嫁を繰り返し、いつのまにかその楽団自体無くなっていました。
ハッキリ言ってこれさえ出来ていれば、音大卒でも就職は超楽勝です。私の音大の知人の就職率は100%でした。
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音大卒でも就職は楽勝です。
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音楽技術(レベル)と営業力は全くの別物
ではプロ顔負けの技術を持っていながらも、なかなか売れないのは何故でしょうか。
フリーランスの音楽家として活動するためには何かしらの実績と営業力が必要です。
有名音大では入るだけでも実績になりますが、大抵の音大では営業力というのは全く教えられません。
「卒業をしても音楽活動を続けたい!」といってフリーターになる人も多く見てきましたが、ほとんど「飛んで(消息不明)」いってしまいました。
どこで営業力をつけるのか?
企業に入れば嫌でも書類仕事をすることになりますし、どのように仕事を管理しているかを学べます。
学生のうちに仕事が入ってきて、その仕事をこなしていく間にできるようにならない限り、こういう営業力って学べませんからね。
音楽家だけじゃなくフリーランス全般で言えることで、だいたい就職して5年ほど仕事をこなし実績と営業力を身につけた後に独立するというのが一般的です。
私は ココナラ で学生のうちから仕事をガンガンもらいまくったり、 アーティストオーディション などに参加して営業力を身につけました。
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誰に師事して何を学んだのかが重要
レベルの違う大学に行っても、教えてくれる先生が同じことは珍しくありません。
どういうことかというと、音楽系講師は"A音大でもB音大でもC音大でも教えている"というように掛け持ちをしていることが多いです。特に都内付近では非常に多いです。
どの大学に行っても教えてくれる講師は同じのため「どの大学行っても同じだよね」となることが多いわけです。
なので師事したい先生が明確になっているのであれば大学はどこでも同じということなんですね。
むしろ先生に直接頼んで大学を介さず師事したほうが学費もかからないし、音楽だけに集中できます。
それでも高い学費を出して音大に通うメリットは今でも大卒という肩書が強いからです。
様々なジャンルが合併した大学や専門学校がアツい
音楽専門の大学に行くのもいいですが、様々なジャンルを取り扱っている大学や専門学校のほうがオススメです。
というのも、コラボ作品というのが作りやすかったり、映像制作の学生は音楽やイラストが欲しいなど、どんなジャンルでも学内で常に需要があります。
なので同じ学内で仲良くなった別ジャンルの人に依頼をされやすいわけです。
私の大学も様々なジャンルの学科を取り扱っており、バレエ作品や映像作品、オーケストラ、吹奏楽、アンサンブルの作曲の依頼をたくさん受けました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ここで今までのおさらいをします。
音大のレベルは全く気にしなくていい理由
- コミュニケーションができないと仕事がこない
- 責任を持てるかどうか
- 音楽技術と営業力は全く別物
- 誰に師事して何を学んだのかが重要
師事したい講師の探し方は、大学や専門学校のオープンキャンパスや無料レッスンに参加しまくって見つけるのが良いです。