バイクのインプレッション記事や動画でこの言葉をよく見聞きしませんか?
海外と日本のインプレッションを比べてみると、日本はバイクの名前を前面に押し出して、以前と比べてどうかというのを紹介しているのが目立ちます。
つまり、日本人は異常なまで名前にこだわっているのです。
結論から言ってしまうと、日本人がバイクの名前にこだわってしまうのは仕方のないことなのです。
それは、バイクの売り出し方であったり、バイク業界のインプレがテンプレート化していることだったり、日本の文化であったり、日本人の多くが保守的性格だったりと様々な要因を挙げられます。
この記事では、なぜ日本人がバイクの名前にこだわるのかというのを様々な観点から考察・解説をしていきます。
日本人がバイクの名前にこだわる理由
日本人がバイクの名前にこだわるようになった経緯は、ざっくりとこんな感じです。
- バイクメーカーが「◯◯の血統を受け継いでいる!」と売り出すようになる。
- バイク雑誌がそれを見て、インプレで◯◯の名前に相応しい・相応しくないというインプレをしだす。
- 一般人がそれを見てバイクの名前を気にするようになる。
- Youtuber、ブロガーでも名前が相応しいかというインプレがテンプレ化。
私は、この時代を目の当たりにしていたわけではありませんが、昔の資料を読み漁っていると、上記ような傾向があったのは間違いありません。
この売り出し方をしたメーカーやバイク雑誌が広めたのは事実ですが、それ以外にも要因があると私は思うのです。
それが何かというと、日本人の家系文化です。
日本人の家系文化(考察)
今でこそ、ほとんど気にされなくなった時代になりましたが、少し昔は家系を重視する文化がありました。
例えば、大河ドラマとかでこんな会話を見ませんか?
「◯◯家の恥だ!勘当だ、出ていけ!」というやつです。
現代的なものを挙げるなら、「××さんの息子さん、お父さんと違ってダメだねぇ」みたいなやつです。(ざっくりとして、すみません)
実際、私も↑と似たようなことを言われた経験があります。
ドラマの影響もあってなのか、この家系(血統)がどうのこうのっていうのが受け入れやすかったのではないでしょうか。
これが私の考察です。
バイクの名前が相応しいインプレは善か悪か
この名前に相応しいか相応しくないかというインプレは、良いものか・それとも悪いものかどちらでしょうか。
私は、あまり良いものではないと考えています。
その理由は、「名前に縛られすぎて、革新的なバイクが誕生しにくい」と思うからです。
とは言うものの、もちろん悪いところだけではないのも事実です。
メリット
- 大きな変更をしないので、キャラクター性がある程度わかる
- メーカーが小さな部分の改善、見えないところが良くなっていく
キャラクター性がある程度わかる
血統が受け継がれるということは、大きくキャラクターが変わらないということでもあります。
このバイクはどんなバイクで、どんな乗り味というのが、名前だけでもある程度想像できるようになります。
見えないところが改善していく
キャラクター性がしっかりしていると、どこが長所で何が短所かというのが顕著に見えてくるようになります。
その中でも、スポーツバイク等Rの文字が入るバイクは特に気を使われていると思います。