スイッチ移植版ゲームは絶対に買ってはいけない理由

まさかこんな高画質なゲームが携帯ゲーム機でもできるようになるなんて、技術の進歩はすごいですよね。

でもスイッチに移植されたからと言って、私たちが満足する完成度になっているかというとそうではありません。

PS4、XBOX  ONE、PC、スイッチと様々なコンソールで同じゲームを遊んできましたが、スイッチ移植ゲームはがっかりすることが多かったのが事実です。

結論としては横マルチで展開しているゲームのスイッチ版は買うと後悔するのですが、具体的にどんなゲームが特に注意すべきかしっかり解説していきます！

スイッチ移植版ゲームは買ってはいけない理由

スイッチ移植版のゲームを買ってはいけない理由は「パフォーマンスが悪い」の一言につきます。

PS4やXBOX ONEを持っている人はすぐに想像できると思いますが、比べるとスイッチの画質ってあんまり良くないんですよね。

もちろん「寝転びながら遊べる」というのはものすごく魅力的ではありますが、パフォーマンスの悪さが目立ってしまいやる気さえ失ってしまいます。

 

以前私が「買って後悔したスイッチのゲーム６選」というのを紹介しました。

見ていただくと分かりますが、全てスイッチ移植ゲームです。

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買って後悔した理由もほぼ先ほど紹介した理由と一致します。

 

画質の悪さ

据え置き機であるPS4やXBOX ONEと携帯ゲーム機兼用のスイッチの画質を比べるのはナンセンスと言いたい気持ちは分かりますが、「どこでも遊べる！」という謳い文句に安易に飛びつくと痛い目に見ます。

数々のスイッチ移植ゲームをやってきた中でも、特にグラフィックが酷かったのは「ARK:Survival Evolved」です。

ARK:Survival Evolvedは海外でしか販売されていませんが、日本でもソフトを輸入するか海外アカウントでダウンロード購入することで遊べます。

 

ちなみにARKのスマホ版もあり、そちらは無料で遊ぶことができます。

結論から言ってしまうと、その無料のスマホ版よりグラフィックは汚いです。

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それもプレイに支障をきたすほど汚いです。

具体的には「数メートル先の岩とモンスターが判別できない」というレベルです。

 

ゲーム機の性能差に問題があると思えない

「ニンテンドースイッチが性能が低いから当然では？」と普通なら思いますが、私はスイッチの性能は充分にあると思うんですよね。

実際にゲーム機のグラフィック性能を数値化（フロップス）したサイトを見てみると、スイッチはPS3より遥かに高いことが分かります。

	GPUネーム	クロック数	Gフロップス
PS3	RSX(NVIDIA G70)	550MHz	228.8
PS4	AMD Radeon GCN	800MHz	1840.0
スイッチ	Tegra X1(携帯モード)	307.2MHz	157.2
	Tegra X1(TVモード)	768MHz	393.2

一部引用：GPU GFLOPS

例えばPS3〜PS4のように縦マルチ展開しているゲームを例に挙げてみましょう。

真・三國無双7エンパイアーズはPS3、PS4、PS VITA、XBOXシリーズ、PC、そしてSwitchと様々なコンソールで販売されています。

スイッチはPS3のグラフィック性能より良いはずなのですが、実際にプレイしてみるとPS3の方が綺麗に見えます。

「ゲームの描写エンジンが古いせいで新しいチップに最適化できていないのかな？」と思ったのですが、そうだとしたらPS4も同じことが言えます。

（まぁPS4は性能が良いので、その性能差でカバーできているのかもしれませんが…）

 

ここで最適化不足を決定付ける、他のゲームをもう一つ紹介します。

それは、アサシンクリード・リベルコレクションです。

アサシンクリード4とアサシンクリード・ローグがセットになっているのですが、スイッチへの完全移植が成功できています。

比較動画を見ていただくと非常に分かりやすいです、PS3以上〜PS4未満のグラフィックに収まっています。

そして完全移植を成功させているだけでなく、HD振動やジャイロ操作を取り入れスイッチ独自の楽しみ方もできるようになっています。

スイッチ独自の要素についても詳しく後述しますが、スイッチの良さを活かせているのも移植の大事な要素になります。

アサシンクリード・リベルコレクションはスイッチ移植ゲームの中で、最も完成度の高い移植ゲームだと私は確信しています。

 

グラフィックが酷い移植ゲームを見ていると「ここまで完璧に移植、最適化できている例があるのに…」と思ってしまうんですよね。

 

スイッチ独自の要素を活かせれていない

スイッチの独自の良さは何も持ち運べるだけではありません。

ジャイロ操作やタッチスクリーンもあるので、遊び方の選択肢は大きく増えるはずです。

 

しかしそう言った、スイッチ独自の良さを活かすことができていない移植ゲームもたくさんあります。

例えば、街づくりシミュレーションの「シティーズ・スカイライン」を見てみましょう。

こういったシミュレーションゲームはタッチス操作との相性は良いはずなのですが、シティーズ・スカイラインはタッチ操作に対応していません。

タッチ操作ができればPS4やPC版と差別化することができたのに、これではただの下位互換になってしまっています。

 

では逆にスイッチの要素をうまくゲームに落とし込んだ例を挙げるとするなら「スカイリム」でしょうか。

左右のコントロールが分離しているので、モーションでの操作に対応しています。

コントローラーを振ると剣を振ったり、盾はコントローラー持ち上げて構えて振ってパリィ、弓はジャイロ操作で狙いを定めるなど…

PS4やPCではできない操作方法で、より没入感や新たな体験をできるような工夫がされています。

 

価格が高い

スイッチ版のソフトの価格はフルプライスがほとんどなので価格が高いです。

PS4や XBOX ONE、PC版はすぐに値崩れしたりセールで安くなることが多いですが、スイッチのソフトは値崩れしません。

 

セールも大きな値引きはありませんので、中古で購入しても高いままなんですよね。

もちろん完成度の高い移植ゲームなら値段が高くても全く気になりませんが、すぐにでも改善するべきと思ってしまう移植ゲームも存在します。

今のゲームはアップデートで改善していくスタイルが一般的になっていますが、スイッチ移植ゲームはなぜかアップデートされないのが現状なので、どうしても期待ができないのです。

 

今は例のウイルスのせいでスイッチ本体が品薄状態なので、転売ヤーが倍近くの値段で売っています。

しかし、高い転売価格で買う必要はありません。

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それでもスイッチ版を選ぶメリット

「ゲームでテレビを占領すると家族や同居人が怒るから」という理由でスイッチ版を購入するのは非常にナンセンスです。

なぜなら、PS4やXBOX  ONEにはリモートプレイがあるので手持ちのスマホやタブレットでも遊べてしまうんですよね。

 

特別な快速なインターネット環境がなくても同一のLAN内であれば遅延もほぼなく、映像も綺麗なまま遊ぶことが可能です。

 

スイッチが本領を発揮するのは外出時の時です。

外出中は安定したインターネット環境が常にあるわけではないので、そういう状況に左右されないスイッチは強いわけですね。

 

もちろんスイッチしか持っていない人はスイッチ版を買えば良いと思います。

PS4やXBOX  ONEを持ってるけど、それでもスイッチ移植ゲームを買うべき人は以下のような人たちです。

 

満足できたスイッチ移植ゲーム

と思いますが、実は買ってよかったと思えるゲームはいくつかあります。

買ってよかったと思うスイッチ移植ゲームはこちらで紹介しています。合わせてどうぞ！

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