目次
工具を使ってシフトペダルを直す対処法
シフトペダルが曲がると言っても、様々な状況があるでしょう。
- ペダルが内側に曲がってしまった
- ペダルが外側に曲がってしまった
- つま先をかける部分が曲がってしまった
それぞれ、状況別に対処法を解説していきますので、ご参考にしてみてください。
ペダルが内側に曲がってしまった
上の写真は、転倒して内側に曲がったシフトペダルの例です。
転倒でシフトペダルが曲がってしまう場合、多くは内側に曲がってしまいます。
この場合、車体とペダルの間に工具を挿入し、車体を軸に外側に力を加えることで、ペダルを元に戻すことができます。
車体を傷つけないように、車体側にタオルなどを挟むようにしてください。
ペダルが外側に曲がってしまった
出典:http://www.mega-speed.info/page/jirei/motorcycle-jirei/motorcycle-jirei-body/motorcycle-shift-pedal-002.html
上の写真は、シフトペダルが外側に曲がってしまった状態を示しています。
この場合、メガネレンチを使用してペダルを内側に戻す必要があります。
メガネレンチをペダルに差し込み、手前に引っ張ることで戻すことができます。
出典:http://www.bikejin.jp/knowhow-3396/
この方法は、内側に曲がってしまったペダルの修正にも使えます。
メガネレンチをペダルに挿入し、車体側に向かって押すことで、内側に曲がってしまったペダルを修正することができます。
つま先をかける部分が曲がってしまった
つま先をかける部分だけが曲がってしまうことが、よくあります。
その場合、メガネレンチをつま先をかける部分に入れ、先ほどと同じようにてこの原理で戻します。
ただし、レバー部分も曲がってしまうため、別の工具を用意してレバーを固定すると上手くいきます。
バイクのシフトペダルを直すときの注意点
この方法は、あくまで一時的な応急処置だと考えてください。
- 何度もやると折れる可能性も
- アルミ製のペダルは折れやすい
何度もやると折れる可能性も
この対処法は鉄の柔軟性を利用したものですが、何度も曲げることで鉄の強度が低下していきます。
何度も曲げるうちに、いつかペダルが折れてしまう可能性もあります。
この処置を何度かしたら、新しいシフトペダルに交換することをお勧めします。
アルミ製のペダルは折れやすい
アルミ製のペダルは、鉄と比べて柔軟性が低く、曲げると折れる可能性があります。
アルミニウムは急激な力に弱いため、焦らずゆっくりと力をかけるようにしましょう。
また、熱を加えると曲がりやすくなるため、熱湯などで温めると良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
バイクのシフトペダルが曲がってしまった時は、工具を使いテコの原理で戻すことができることを紹介しました。
【この記事のおさらい】
ペダルが内側に曲がってしまった時
車体とペダルの間に工具を入れて、車体を軸に外側へ力を入れることで戻す。
車体を傷つけないように、車体側にタオルなどを挟むようにする。
ペダルが外側に曲がってしまった時
メガネレンチをペダルに入れ、そのまま手前に引っ張ることで戻す。
つま先をかける部分が曲がった時
メガネレンチをつま先をかける部分に入れて、先ほどと同じようにてこの原理で戻す。
一緒にレバー部分も曲がってしまうので、工具をもう一つ用意しレバーを固定する。
メガネレンチは1つあると色々なトラブルに対処できますので、必ず持っておくといいでしょう!