多くの大学生は、お金がなくてバイクを所有して維持することができるかどうか不安に思っていると思います。
結論から言ってしまうと、高級なバイクでなければ維持できると言えるでしょう。
私も18歳の大学生のときにバイクの免許を取得し、その後8年間毎日バイクに乗っていました。
当時の自分自身の経験をもとに、どれくらいの収入があればバイクを維持できるかを詳しく解説していきたいと思います!
目次
多くの大学生はお金がない
この記事を見ている人はお金がない大学生が多いと思いますが、安心してください。
私も大学生の時はお金に苦労していましたが、バイクの免許を取得し、バイクを購入し、維持するために必要なお金を自分で稼いでいました。
私がバイクを選んだ理由は、公共交通機関よりも自分の時間を自由に使えることができると思ったからです。
また、バイクはガソリン代が安く、維持費用も比較的低いため、お金がない大学生にとっては良い選択肢だと思います。
バイクは車に比べると維持費が格安
バイクは税金が車よりも安く、燃費が良いものが多いため、維持費が比較的安いことがわかります。
駐車場代が車に比べると格安なのも、バイクの大きなメリットです。
ただ、バイクを維持するためには、保険や点検、修理代など、必要な費用がかかることも覚えておく必要があります。
そのため、バイクを維持するためには、しっかりとした計画が必要です。
もちろん、バイクの車種によってはかなりの費用がかかる場合もありますが、それについても解説していきます。
250ccバイクの維持費
具体的にバイクの維持費用としてどのようなものがあるのでしょうか?
一般的には以下のようなります。
- ガソリン代:バイクに乗る頻度が多ければガソリン代が増えます。
ガソリン価格は変動しやすくバイクの燃費の関係もあり、時期によって大きく変わってきます。 - メンテナンス代:ブレーキパッド、オイル交換など定期的に必要なメンテナンス代。
こちらもバイクに乗る頻度が多いほど費用が増えます。 - 税金:排気量によって変わってきます。
一番安いのは原付で年間2,000円ほどで、普通2輪以上は年間8,000円前後です。 - 車検:排気量251cc以上のバイクは2年に1回、車検があります。
- 保険代:一番注意したい保険代。20歳以下の任意保険代はかなり高くなります。
- 駐車代:駐輪場で自転車と同じように停められれば、駐車代がかからなかったりします。
年間維持費用の具体例
実際に私の場合の例を見てみましょう。
- 車種:マジェスティ4D9
- 燃費:20~30km/L(平均23km/L)
- 車検:なし
- 年齢:18歳
- 年間走行:24,000km
- 月間走行:2,000km
内容 | 費用 | |
---|---|---|
ガソリン代 | 1,043.4L(レギュラーガソリン平均価格150円) | 156,510円 |
メンテナンス代 | ブレーキパッド交換8,000円×2回 オイル交換1,500円×12回 前後タイヤ交換22,000円 |
56,000円 |
税金 | 自動車税3,600円 重量税4,900円 |
8,000円 |
車検 | なし | 0円 |
保険代 | 2年契約の自賠責6,110円 20歳以下初年度の任意保険110,000円 |
116,110円 |
駐車代 | 無料駐輪場 | 0円 |
合計 | 336,620円 |
20歳以下で初年度だったため保険代が高くなっていることや、当時のガソリン価格が高くなっていることも重なりかなりの出費になりました。
この頃は、学校がとてつもなく忙しく収入が少なかったため、一人暮らしと学費にお金のほとんどが持っていかれ、バイクを維持するので精一杯でした。
車種:CBR250R(MC41)
燃費:30~40km/L(平均36km/L)
車検:なし
年齢:21歳
年間走行:20,000km
月間走行:1,600km
内容 | 費用 | |
---|---|---|
ガソリン代 | 555.5L(レギュラーガソリン平均価格140円) | 77,770円 |
メンテナンス代 | オイル交換1,500円×12回 前後タイヤ交換24,000円 |
42,000円 |
税金 | 自動車税3,600円 重量税4,900円 |
8,000円 |
車検 | なし | 0円 |
保険代 | 2年契約の自賠責6,110円 任意保険60,000円 |
66,110円 |
駐車代 | 無料駐輪場 | 0円 |
合計 | 193,880円 |
CBR250Rは燃費が非常に良くマジェスティに比べると半分近くガソリン代が抑えられました。
またエンジンブレーキを多用するためブレーキパッドもほとんど減りません。
21歳になり無事故のため保険料が大幅に安くなりました。保険料が安くなってくれたためカスタムをする余裕もでてきました。
しかし、学校はさらに忙しくなり、働く時間もかなり少なかったです。
私の場合は、メンテナンスをバイク屋にほぼ丸投げにしていたので、実際はもっと安く抑えることも可能です。
月にどのくらい収入があれば良い?
年間30万円ほどの維持費がかかると想定すれば、月に3万円の収入があればバイクを維持することはできます。
月に3万円を稼ぐためには、週に1日から2日ほどアルバイトに入るだけで簡単に達成できます。
この程度の収入であれば、大学生でも比較的簡単にバイクを維持することができるでしょう。
ただし、400ccのバイクであれば、車検代4万円程度が2年に1回かかることを考慮しましょう。
バイクの選び方や維持費用については、慎重に計画を立てて、自分にとって最適な方法を探すことが大切です。
自分で稼いだお金で何かを買ったり、経験をすることはとても達成感がありますよ。
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大型バイクの維持費用
実は税金や保険料は普通二輪とほとんど変わらないのですが、メンテナンス代や車検代が普通二輪にくらべ何倍にもなるのも珍しくありません。
大型バイクの車検代は10万円〜というのが相場です。
また、燃費も普通バイクに比べると悪いものが多く、ハイオク指定ということも珍しくないため、ガソリン代が高くつくことはよくあることです。
大学生にオススメな250ccバイク
メンテナンスしやすく頑丈でタフなバイク
故障しにくいバイクを選ぶことによってトラブルによる出費を抑えることができます。
メンテナンスを怠るとそれが大きなトラブルに繋がり、余計な出費になるのでメンテナンスがしやすいバイクだと良いですね。
例えば、フルカウルのバイクよりもネイキッドのようなカウルがついていないバイクの方が、メンテナンス料金は安くなる傾向にあります。
その理由は、お店にメンテナンスを出した時には、カウルを外すのにも料金がかかってしまいますが、カウルのないバイクならその料金は発生しないからです。
燃費の良いバイク
先ほど具体例で挙げたように、年間で見てみると燃費が10km/L違うだけでかなりの差が出ました。
しかしかなりの頻度で話題に上がる燃費とデザイン性(見た目が好き)どちらを選ぶべきかという問題。
多くの人が燃費よりもデザイン性を優先するべきと言いますが、私もそう思います。
一方、燃費を優先することで普段の生活が豊かになるのも事実でした。
お金がない大学生時代は燃費のいいバイクを選んでおくと大学生生活がより豊かになることは間違いないです。
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まとめ
いかがでしたでしょうか!これからバイクに乗る大学生のみなさんもそうでない皆さんもご参考して頂けたら幸いです!
これを見てくださる大学生さんの中には高校生もいることでしょう。しかし校則でバイクを禁止している高校も多いのではないでしょうか。
なぜ高校生はバイクを乗ってはいけないのか?という疑問にお答えします。
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なぜ高校生はバイクを禁止されているの?
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また、「バイクを購入する資金はどうすればいい?」と悩んでいる方には、親からお金を借りることをオススメしたいです。
その理由をこちらの記事で解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください!
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