冬になって寒くなると道路には危険で満ちあふれています。路面凍結も冬の事故原因のひとつです。5年間毎日、雪の日もバイクに乗ってきた私の経験から路面凍結した道をバイクで走るためのテクニックをご紹介します!
- 路面凍結は山道だけではない
- 路面凍結したらバイクはどうにもできない
- 路面凍結した道を走るとき
- バイク用のスタッドレスタイヤ(スノータイヤ)を履く
- スノータイヤを履いても過信しない
- スパイクタイヤはNGなので注意(原付は条件付きで可)
- 手軽に対策できるスプレー式タイヤチェーンがオススメ
- 冬のバイクは寒さとの戦い
路面凍結は山道だけではない
路面凍結があるのは山道だけではありません。関東住み(愛知)だった私は路面凍結は山道だけのものだと思っていましたが、実際はそんなことはありませんでした。
全国どこでもちょっとした影でも路面凍結している可能性があります。その他に橋の上やトンネルなどの人工物は凍結しやすいので注意しましょう。
路面凍結したらバイクはどうにもできない
路面凍結した道路をバイクで走ろうと思ってはいけません。というのも凍結した道路ではバイクはまともに走れないからです。
バイクの押し引きも地面が滑るために踏ん張ることができず、自分の方が動いてしまうことも。
どんなにゆっくりな速度でもちょっとのブレーキやカーブでコケてしまいますので、路面凍結していたらその道を避けることをオススメします。
路面凍結した道を走るとき
ロングツーリングや通勤、通学先でどうしても路面凍結した道を走らなければならない場合は、降りてバイクを押すよりもバイクに乗ってゆっくりな速度で走った方が安定します。
私の経験からですが、凍結した路面上ではフロントブレーキは使わず惰性で走ると比較的安定して走れます。ただし、凍結した路面上での発進や停止はバイクではとても難しいです。
バイク用のスタッドレスタイヤ(スノータイヤ)を履く
ちなみに雪上や路面凍結した道を走るには法律でスタッドレスタイヤを履く(もしくはタイヤチェーンを付ける)ように義務付けられています。これは2輪や4輪、3輪それ以上でも同じです。
バイクにはスタッドレスタイヤと同様の機能を持った「スノータイヤ」というタイヤがあります。冬でも毎日バイクに乗らなければならない方にはスノータイヤの履き替えを強く勧めます。
スノータイヤを履いても過信しない
スノータイヤを履いたからといって全く滑らなくなるわけではないので過信しないようにしましょう。
スパイクタイヤはNGなので注意(原付は条件付きで可)
バイクにもスパイクタイヤがありますが、道路の粉塵問題により禁止されています。ただし125cc以下で冬のみ限定で可となっています。
手軽に対策できるスプレー式タイヤチェーンがオススメ
チェーンだと走りづらいし、スタッドレスに履き替えるのは面倒というときにはスプレー式タイヤチェーンがオススメです。
チェーン特有の走行でのガタつきというデメリットがないのでバイクと非常に相性が良いです。こちらもですが、過信は禁物でスノータイヤほどの性能はありませんので緊急用での使用が良いです。
バイク屋にスノータイヤを履き替えに行く時や1日だけバイクに乗りたいというときに重宝します。
冬の山へツーリングに行く時は必ず1本は持っていくようにしておくと安心です。
冬のバイクは寒さとの戦い
凍結した路面をいかに上手く走っても結局は寒さとの戦いになります。バイクに乗っているときはほとんど動かないため、暖かいと感じるほどの熱量が体から作られません。走行風で体温が奪われていく一方です。
貼るカイロなど熱源を持ったり、電熱ウェアを着ることである程度解消できますが、長距離ツーリングではこまめに休憩を挟み日光で全身の体温を確保することが大事です。