原付に乗るときに入る保険のひとつの選択肢としてファミリーバイク特約というものがあります。
ファミリーバイク特約はどんな人に向いているのか、普通のバイク保険と比べてどう違うのかを解説していきます！
目次
ファミリーバイク特約の値段はどれくらい？
ファミリーバイク特約の値段はどこの保険会社でも年間8,000円〜20,000円となります。
普通のバイク保険に比べれば圧倒的に値段が安くなります。
8,000円〜20,000円と差があるのはファミリーバイク特約には2種類があるからです。
ファミリーバイク特約には2種類ある
ファミリーバイク特約には自損事故タイプと人身障害補償タイプの2種類が存在します。
- 自損事故タイプ：年間8,000円
- 人身障害タイプ：年間20,000円
自損事故タイプの場合、人身事故をしてしまったときに傷害補償がありません。
なので自損事故タイプの方が安いですが、万が一のことを考えて人身障害タイプをオススメします。
ファミリーバイク特約の対象範囲
ファミリーバイク特約で気になるのは対象範囲です。
自動車保険にプラスでファミリーバイク特約を付けることができます。
つまり、すでに自動車保険に入っているということが前提条件です。
排気量125cc以下のバイク全て
ファミリーバイク特約の範囲は１家庭の排気量125cc以下のバイク全てです。
どの原付でも保険が付き、搭乗者を問わないので「父が保険に入り息子が乗る」でもOKというわけですね。
さらに借りたバイクにも保険が適用されます。
- 原付なら何台でもOK
- 別の人が乗ってもOK
- 借りた原付でもOK
借りた原付でも保険が適応されるので、レンタルバイクを気軽に使用できるというメリットがあります。
ファミリーバイク特約に入っていたら積極的にレンタルバイクを使ってみましょう！
ファミリーバイク特約とバイク保険はどっちがいい？
普通のバイク保険とファミリーバイク特約どちらにしようか悩みどころですよね。
結論から言うとファミリーバイク特約のほうが良いです。
ファミリーバイク特約とバイク保険の違い
ファミリーバイク特約には搭乗者障害と車両保険がありません。
搭乗者障害保険は乗っている人が死傷してしまったときの補償をする保険です。
車両保険は事故などでバイクが故障してしたったとき、その修理費を補償する保険です。
バイク保険は搭乗者と車両保険が付いていますが、保険を使うと翌年から保険料が高くなってしまいます。
逆に事故をしなければ保険料は毎年安くなっていきます。
4年間保険を使わなければ、ファミリーバイク特約よりもバイク保険の方が安くなります。
しかし4年以上乗るかと言うとそうではないことが珍しくなく、4年間の中で環境が変わり原付を手放す人やさらに大きいバイクへステップアップする人が多いです。
かくいう私も最初は「原付だけでいいかな〜」と思っていたのですが、原付に乗りはじめて1年で普通二輪にステップアップしました。
バイク保険にするべき人
ファミリーバイク特約ではなく、バイク保険にするべき人というのがあります。
珍しいバイクや日本では入手しにくいバイクを所持している人。
また、4年以上同じバイクを使う予定が明確にあると言う人はバイク保険にするべきです。
外国車や絶版したバイクはパーツの取り寄せや修理費がかなり高くなります。
万が一故障してしまったとき、車両保険がないとそれらを全て自費で出さなければいけません。
現行の原付であれば比較的安く修理することが可能です。
ファミリーバイク特約はこんな人にオススメ！
ファミリーバイク特約がオススメな人はこんな人です！
下宿先の学生
実家から離れた場所に下宿する学生にファミリーバイク特約はとてもオススメです。
保険料が高くないので自分で支払ったとしても負担が少なくて済みます。
親が自動車保険に入っていれば、付けるだけなので申し込みも簡単です。
また万が一、事故をしてしまっても等級に影響はないので両親にも頼みやすいという利点があります。
2台以上原付を所持している人
バイク保険の場合2台分の保険料がかかるのに比べて、ファミリーバイク特約は1台分の保険料で何台でも登録できるので断然お得です。
例えば原付2台を家族で共有しながら使っている場合
| 保険料 | 合計 | |
| バイク保険 | 年間30,000円×2台分 | 年間60,000円 |
| ファミリーバイク特約 | 年間20,000円 | 年間20,000円 |
なんとファミリーバイク特約を使えば40,000円も安くなるのです。
ファミリーバイク特約はどこで入ることができる？
今入っている自動車保険会社に電話するかホームページから申し込みができます。
注意したいこと
ファミリーバイク特約をつけるにはまず自動車保険に入っている必要があります。
さらに排気量が125cc以下のものしか保険は付きません。
この２点を注意しておきましょう。
具体的な保険料を知りたいとき
まだ自動車保険に入っていない方やバイク保険を使うことになります。
またバイク保険とファミリーバイク特約を比べながら具体的な保険料が知りたいときは無料バイク保険見積り
をしてもらいましょう！
