ATバイクとMTバイクどちらが良いかというと、おそらく誰に聞くまでもなくMTバイクの方が良いと答えが出ると思います。
私はクラッチ操作が苦手で、初めてのバイクはATがいいとビッグスクーターを選びました。
しかし、どれほどバイクを愛していようともビッグスクーターというだけで肩身が狭いものです。
この記事では250ccビッグスクーターに乗っていて、MTバイクに乗り換えようか迷っている方に向けて書いています。
目次
MTバイクに乗り換えて良かったこと
YAMAHAのビッグスクーターのマジェスティ4D9からHONDAのCBR250Rに乗り換えました。
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ビッグスクーターからMTバイクに乗り換えて良かったことは3つです。
MTバイクに乗り換えて良かったこと
- 走る楽しさが増した
- バイク乗りに話しかけられるようになった
- 維持費がかなり安くなった
走る楽しさが増した
単純にマニュアル操作でギアを使い分ける必要があるので「自分で操作してる感」が出て走ってて楽しいんですよね。
車体を寝かす楽しさもビッグスクーターでは味わえません。
ビッグスクーターに慣れてツーリングスポットに行くと、思ったより車体に倒せることができてセンタースタンドを擦りまくってしまいます。
特に狭い通路でUターンをする時スタンドを擦って倒れることもよくありました。
これはATだからというわけではないのですが、250ccクラスのビッグスクーターのほとんどはバンク角が少なくて物足りなくなると思います。
バイク乗りに話しかけられるようになった
ビッグスクーターに乗っていた時はどんな辺境の地へ行ったとしても、話しかけられることはまずありませんでした。
もちろんコテコテのカスタムはしておらず、マフラーも静かなものでそれ以外は全てノーマルです。
ビッグスクーター=街乗りや普段の足というイメージが強いためでしょう。
やはり、250ccビッグスクーターでは趣味の乗り物として認められない人が多いのは事実です。
しかし、MTバイクに乗るようになってからはキャンプ先だったりツーリング先で話しかけられることがめちゃくちゃ増えました。
ヤエーも高確率で返してくれるようにもなりました。
それまでバイク仲間というのは全くいなかったので、本当に嬉しかったですね。
維持費がかなり安くなった
ビッグスクーターの類はMTバイクに比べて電子制御になっていることが多く、どこか不具合があると走れなくなったり修理が高くつくことがよくあります。
ちょっとした修理でもボルトや部品のほとんどがカウルの中に収まっているので、個人で修理、メンテナンスも難しくなります。
やはり、スクーターに比べればフルカウルでさえ圧倒的に内部へのアクセスはしやすいので、修理やメンテナンスはしやすくなります。
自分でメンテナンスできるところが多いので、それぞれの部品を長持ちさせることもできます。
例えば、ビッグスクーターはブレーキパッドの交換頻度が多すぎるんですよね。
私が乗っているCBR250Rはエンブレが強いので多用すれば、2〜3年は交換しなくてもイケちゃうとCBR界隈では有名です。
バイクの車種によっても変わってくるという前提としてですが、私がCBR250Rに乗り換えてからは年間の維持費が15万円ほど安くなりました。
具体的な諸費用が気になる方はこちらの記事をご覧ください。
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ビッグスクーターの良かったところ
これまでMTバイクに乗り換えて良かったと思うことを挙げてきましたが「もう一度ビッグスクーターに乗りたいか」と聞かれたら、答えはYESです。
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ビッグスクーターでも十分楽しいですし、ゆったり走るスタイルならスクータータイプの方がいいと思う人もいます。
私がMTバイクに乗り換えてビッグスクーターが恋しくなったことも沢山あります。
ビッグスクーターの良かったところ
- 気軽にタンデムできる
- 長距離がめっちゃラク
- 乗り降りがラク
- 重心が低いので重さが気にならない
気軽にタンデムできる
ビッグスクーターはタンデムシートが大きいので、タンデマーが安心して乗れます。
また、運転者とタンデマーの距離があるので窮屈になりにくいです。
バイクのタンデムが怖いという人でも「ビッグスクーターなら怖くない」という人もいます。
カップルの彼女さんをタンデムしてもツーリングに行きやすいので、いろんな思い出をつくれますよ!
長距離がめっちゃラク
ビッグスクーターは足を前に放り出して、アップライトな姿勢のアメリカンバイクに似ています。
姿勢的にはアメリカンバイクと大きな変わりはありませんが、違うのは風を避けることができることです。
ビッグスクーターは基本的に風の巻き込みを低減するようにできています。
なので長距離を走っても疲れにくいのです。
スクーターは街乗りやチョイ乗りに向けのはずですが、実は長距離ツーリングにめちゃくちゃ向いているスタイルなんですよね。
と考える人もいるかと思いますが、実際にそのとおりでクラッチ操作がないのも長距離がラクなことにも繋がります。
これはビッグスクーターだけではなく、ホンダ独自のセミオートマのDCTやクイックシフターも同様です。
そういう意味ではビッグスクーターは長距離に適した装備が全て備わっていると考えても、いいのではないでしょうか。
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乗り降りがラク
車高やシート高が低いので、足を高く上げる必要がないので乗り降りがラクです。
長距離を運転した後に疲れた状態でバイクに跨ろうとすると、力が入らず立ちゴケしてしまったという場面を見たことがある人は多いのではないでしょうか。
というか普通にバイクの乗り降りって体力使いますよね。
簡単にいうとビッグスクーターは乗り降りに体力を使わないので、おっくうになりません。
これのいいところはツーリング時にいい景色を見つけた時、立ち止まってバイクから降りて絶景をしっかりと楽しむことが嫌にならなくなることです。
せっかく良い景色を見つけても乗り降りが面倒くさくなったらスルーしてしまいますからね。
実際に私はCBR250Rに乗り換えてからはスルー頻度がめちゃくちゃ多くなってしまいました。
重心が低いので重さが気にならない
ビッグスクーターは他のバイクに比べるとかなり重心がひくめに作られています。
なのでビッグスクーターの重さはかなりあるのですが、動かすときや起こすときに思った以上に気になりませんでした。
特に私が乗っていたマジェスティ4D9はビッグスクーターの中でも特に重心が低いものでした。
マジェスティ4D9の重量が210kgほど、CBR250Rの重量は160kgほどなのですが、感覚ではCBR250Rの方が遥かに重く感じています。
大型ビッグスクーターはまた別の話
これまでの話は250ccのことであって、400cc以上の大型ビッグスクーターはちょっと話は変わってきます。
なぜかというと大型ビッグスクーターにはコンセプトがより強く反映されているからです。
例えばホンダのX-ADVならビッグスクータースタイルのアドベンチャーバイク、ヤマハのTMAXならスーパースポーツスクーターのような感じです。
利便性のみを追求しがちな250ccのビッグスクーターと違って、何かしらの特色が出ているのが分かります。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
私がビッグスクーターからMTバイクに乗り換えて良かったと思うことを紹介してきました。
MTバイクに乗り換えて良かったこと
- 走る楽しさが増した
- バイク乗りに話しかけられるようになった
- 維持費がかなり安くなった
ビッグスクーターの良かったところ
- 気軽にタンデムできる
- 長距離がめっちゃラク
- 乗り降りがラク
- 重心が低いので重さが気にならない
ビッグスクーターからMTバイクへの乗り換えを検討している方の参考になれば幸いです!
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